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エルム街の悪夢(2010年、アメリカ)

監督:サミュエル・ベイヤー
出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、ルーニー・マーラ、カイル・ガルナー、トーマス・デッカー、ケイティ・キャシディ、ケラン・ラッツ
原題:A Nightmare on Elm Street
備考:スプラッターホラー

あらすじ…高校生たちが鉄の爪を持った怪人に襲われる悪夢を見て、一人また一人と死んでゆく。ナンシーらが原因を調べると、過去に衝撃の真実が隠されていることが…!

 ジェイソン・ボーヒーズなら「13日の金曜日 パート3」を観たし、マイケル・マイヤーズならロブ・ゾンビ版の「ハロウィン」を観ました。それではフレディ・クルーガーは? フレディ・クルーガーもホラー映画のアイコンとして有名だから、とりあえず1本ぐらいは押さえておこうということで、今回はこちらのリメイク作品を視聴してみることにしました。尚、「エルム街の悪夢」シリーズの他作品は未見です。

 さて、この作品では「過去に何かある」ということを各所で示唆しています。そこで主人公たちが過去を探ってゆくと、封印されていた恐ろしい事実が徐々に明らかになってきます。
 鉄の爪を持ったフレディ・クルーガーも怖いですが、暗い過去が少しずつ黄泉返ってくる怖さもありますな。

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ハロウィン(2007年)

クリントン財団の疑惑(2016年、アメリカ)

 このドキュメンタリーは、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/1478670371
(※11月30日まで公開)

監督:M・A・テイラー
出演:ビル・クリントン、ヒラリー・クリントン、ピーター・シュバイツァー
原題:Clinton Cash
原作:ピーター・シュバイツァー『クリントン・キャッシュ』
備考:ドキュメンタリー

あらすじ…クリントン財団の疑惑を追及する。

 ビル・クリントン元大統領が、大統領退任後に世界中を回って講演料を荒稼ぎしていたことは知っていましたが、この作品ではそんな荒稼ぎができた「からくり」を描いています。ただ、数字が頻出するなど、ちょっとわかりにくいのが難点です。かく言う私も、そこまで理解できたわけではないことを告白します。ただ、巨額の講演料は何らかの政治的便宜への見返りであると、この作品が主張しているのはわかりました。
 それから、作品の中で延々としゃべっているのが原作の著者(ピーター・シュバイツァー)で、時折他の映像を差し挟むものの、基本的には彼のしゃべりが1時間ほど続きます。結構疲れますな。
 それではクリントン財団側からの反論はあるのかと思っていたら、反論なしにこのドキュメンタリーは幕を閉じています。これでは一方的すぎる。

トランプは本当に勝てるのか?(2016年、イギリス)

 このドキュメンタリーは、ニコニコ動画で観ました。
http://www.nicovideo.jp/watch/1478613991
(※11月30日まで公開)

監督:リチャード・サンダース
出演:ドナルド・トランプ、マット・フレイ
原題:President Trump: Can He Really Win?
備考:ドキュメンタリー

あらすじ…トランプ旋風の背景を探る。

 本作で描かれるのは、ドナルド・トランプが共和党の予備選で勝利を確実にしているという段階ですが、私がこれを観ているのは彼が本選に勝利して大統領当選を決めた直後です。

 ところで、この中でトランプの元執事のアンソニー・セネカル氏が登場していましたが、たしかに元執事なら彼をよく見ているのは事実でしょう。でも、だからといってインタビューに率直に答えてくれるとは限るまい。なぜなら、執事としての職業倫理上の守秘義務だってあるし、しかも今ではトランプはセネカル氏が経営する骨とう品店の顧客だというから、彼を悪しざまに言うはずがない。
 それじゃあ嘘をつくかというと、それはそれで自身の信用問題になるから、嘘は言わない。元主人にして現在の顧客を攻撃しない範囲内で言葉を選んで表現しています。
 というわけで、彼の言うトランプが「仕事に厳しい」という点は(ある意味で)本当だと思われます。だとすると、「メキシコとの国境に壁を建設して費用はメキシコに払わせる」など一連の無茶な仕事を、アメリカ政府の役人に厳しく求めることになるわけですな。

300 ~帝国の進撃~(2014年、アメリカ)

監督:ノーム・ムーロ
出演:サリバン・ステイプルトン、エヴァ・グリーン、レナ・ヘディ、ハンス・マシソン、ロドリゴ・サントロ
原題:300: Rise of an Empire
原作:フランク・ミュラー
備考:アクション、R-18

あらすじ…アテナイのテミストクレスが艦隊を率いて、ペルシャ帝国の海軍司令官アルテミシアと対決する。

 前作「300」とは時系列的にはほぼ同じで、前作で描かれたテルモピュレーの戦いが同時並行的に描かれます。スパルタの300人が奮戦している一方で、アテナイ軍はこんな活躍をしていました、ということを示したのが本作です。
 そういえば前作と今作は色々な点で対照的ですな。前作の陸戦に対して今作は海戦が主体であり、前作のスパルタに対し今作はアテナイ、前作の主人公(レオニダス)の赤マントに対し今作の主人公(テミストクレス)は青マント、といった具合です。

 それから、今作はR18指定なのですが、どうしてなのかなと思っていたら中盤に滅茶苦茶激烈なセックスシーンがありました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、まるで猛獣と猛獣のぶつかり合いの如き性交です。お互いに頑健な肉体と強い闘争心があったからできたことで、一般人には真似できないでしょうな。
 ちなみに戦闘シーンでの残虐描写もバッチリあるのでご注意を。

 最後に、この映画での女性について。女性が戦争の最前線に立って戦うというのは、いかにも現代アメリカの映画らしい。とはいえ、いくら何でも最後のアレはちょっとやりすぎなんじゃないかと思わないでもない。

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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年、アメリカ)

監督:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニーJr.、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、アーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン
原題:Avengers: Age of Ultron
備考:ヒーローアクション

あらすじ…人工知能ウルトロンが人類を滅ぼそうとする。

 冒頭からいきなりアベンジャーズのメンバーが勢揃いして敵基地に攻撃を仕掛けています。最初から飛ばしてくれています。
 その後も休憩を挟みつつもド派手な戦闘がドッカンドッカン続きます。冒頭の基地制圧戦や中盤のハルク対ハルクバスターなど、B級アクション映画ならばそれ単独でクライマックスに持ってきてもおかしくないくらい豪華な盛り合わせです。豪華すぎて観終わったらヘロヘロになりましたわ。

 次に、人工知能(あるいはロボット)が人類を滅ぼそうとするというモチーフについて。
 これは、SFの世界では決して珍しくない話なのですが(例:映画「ターミネーター」)、それを今作では…やっぱり使い古しの感は否めないか。そもそも、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でも似たようなのが出てきて問題になったような…。

 それから、本作では前作の「アベンジャーズ」のみならず、他のマーベル作品も観ておかないとちょっとわからない点が幾つかあります。
 例えば作品冒頭でアベンジャーズが戦う相手はヒドラの残党であり、このヒドラは「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」でキャプテン・アメリカが壊滅させた…と思いきや、次作の「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で実は存続していたことが明かされて、冒頭の戦いにつながるといった次第。ややこしいなあ。
 他にも「アイアンマン」シリーズや「マイティー・ソー」のサブキャラと思しき人物が平然と出ていましたが、私はそっちは未見なのでちょっとわかりかねます。
 それから、最後の最後にいかにも悪役でございって奴がちょろっと出てきますが、あれは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に出てくる悪役です。とはいえ、どうせ次回作でこの悪役についての必要最低限の説明がド派手なアクションの合間に為されるはずなので、今のところこいつは知らなくても構わないでしょう。

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
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ドバットマン(2010年、アメリカ)

監督:アクセル・ブラウン
出演:デール・ダボーン、ジェームズ・ディーン、レクシィ・ベル、トリ・ブラック、エヴァン・ストーン、ランディ・スピアーズ
原題:Batman XXX: A Porn Parody
備考:エロパロディ、R-18

あらすじ…ブルース・ウェインの婚約者リサ・カーソンがリドラーに誘拐された。ゴードン本部長から要請を受けたバットマンは、相棒のロビンと共に出動する。だが、バットマンは謎の美女モリーに一服盛られてしまい…。

「ドバットマン」人物関係図

 YouTubeでバットマンのファン・フィルムを何本も観てきたので、エロパロディも観てやれという気を起こして本作をレンタルしました。
 さて、エロシーンを整理すると以下の通り。

(1)リドラー×リサ・カーソン
(2)バットマン×モリー
(3)ジョーカー×モブ女2人
(4)ロビン×バットガール
(5)バットマン&ロビン×キャットウーマン

 ストーリーの都合はあるにせよ、ツッコミどころは満載です。
 まず(1)ではリサが誘拐されてすぐにリドラーに股を開くというビッチぶりを発揮。それから、(2)を行う場所は何とディスコの片隅で、ディスコには(まばらですが)客が踊っていたりします。(3)は…どうでもいいや。(4)は敵アジト潜伏中にやらかしてくれて、そのせいで敵に捕まっています。(5)は婚約者を見送った直後であり…というより、ここはリサを送ってやれよ。

【追記】
 ジョーカーの相手ならハーレイ・クインがいるのではないか? そう考える人もいるかもしれません。ところが、ハーレイ・クインが登場するのは90年代以降であるのに対し、本作は60年代テレビドラマのパロディという位置付けなのです。つまり、元ネタの世界にはまだ彼女はいなかったというわけです。

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バットマン

D坂の殺人事件(2015年、日本)

監督:窪田将治
出演:祥子、河合龍之介、草野康太、仁科貴
原作:江戸川乱歩「D坂の殺人事件」「屋根裏の散歩者」
備考:サスペンス、R-15、アンリミテッド版

あらすじ…ニートの郷田は猟奇趣味の古本屋を見つけ、更にはそこの夫人が不倫しているところを目撃する。そんなある時、不倫相手のそば屋の主人が死体で発見され、明智小五郎が捜査に乗り出す。

「D坂の殺人事件」人物関係図

 本作がR15指定であることに加え、パッケージの女性が緊縛姿であることから、ある程度のエロさは覚悟していました。ところが実際に観たら予想以上のエロさでした。緊縛があんなにもエロいとは…。いやあ、エロの世界は奥が深いですねえ。

 それから、原作について。
 スタッフロールでは原作は「D坂の殺人事件」のみの表記となっていますが、私の見たところ、同じく江戸川乱歩の小説「屋根裏の散歩者」も取り入れられています。「屋根裏の散歩者」は郷田三郎というニートが、自分が住むアパートの天井裏に上って住人たちの生活を覗くという話で、そのモチーフが映画の最初の方に出てきます。ついでに言えば、物語の中盤で明らかになる映画の主人公の名前も郷田三郎です。
 というわけで、当記事の原作の項目には「屋根裏の散歩者」も追加させていただきました。
 次に、メインの原作「D坂の殺人事件」について。小説「D坂の殺人事件」は明智小五郎が初登場となる作品で、この時は独身の書生であり、明智小五郎青年の恋も描かれていたように記憶しております。
 ところがこの映画での明智小五郎は既に妻帯しており、彼の恋は出てきません。その代わりにと言うべきか、郷田三郎と悦子のドロドロした恋愛が濃密に描かれるのです。

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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年、アメリカ)

監督:テイト・テイラー
出演:チャドウィック・ボーズマン、ネルサン・エリス、ダン・エイクロイド、ヴィオラ・デイヴィス
原題:Get On Up
備考:伝記映画、音楽映画

 ジェームス・ブラウン(JB)の伝記映画。「ゲロッパ!」(※)と歌っている人です。

 さて、ネット上ではジェームス・ブラウンがしゃべっている映像があり、それと本作を観較べてみると、本作の役者(チャドウィック・ボーズマン)がJBをうまく真似してしゃべっていることに気付きます。日本語の吹き替えでも声優さんは頑張っているとは思いますが、それでも及ばない。ですので、吹き替えよりも字幕の方をおすすめします。
 それから歌の方ですが、もちろん「ゲロッパ!」も出てきます。この曲を改めて聴いてみると、これ、ラップですな。音楽にうるさい人なんかに言わせれば違うのかもしれませんが、少なくとも私の素人知識と素人感性では上質のラップと判断しました。

※正式なタイトルは"Sex Machine"というらしい。

私の奴隷になりなさい(2012年、日本)

監督:亀井亨
出演:檀蜜、真山明大、板尾創路、杉本彩
原作:サタミシュウ『私の奴隷になりなさい』角川書店
備考:R-15、SM

あらすじ…出版社に勤めることになった「僕」は、職場で香奈先輩と出会う。「僕」は香奈先輩を口説くがフラれてしまう。そんなある日、彼女から「今夜セックスしましょう」とメールが届く。

 私が視聴したレンタルビデオのDVDはR15指定(ちなみにディレクターズ・カット版はR18指定)なのですが、これはもうR18じゃないかというくらいの性描写でした。檀蜜エロすぎぃ!

 ところで、主人公と香奈がバーで飲んでいる時、やけに存在感のある客がいるなと思ったら板尾創路でした。それから、香奈からの「誕生日プレゼント」の映像に出てくる「先生」の声を聞くと「あっ…(察し)」。
 どうやら私は、昔、テレビ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」を観ていた時に彼の顔と声を覚えてしまったようです。

 ちなみに、主人公が夜の街を走り出した時、「あ、これ青春ムービーだな」とちょっと思いました。こうしてこの青年は大人に、それも変態の大人になるんでしょうな、きっと。

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アナーキー(2014年、アメリカ)

監督:マイケル・アルメイダ
出演:エド・ハリス、イーサン・ホーク、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・レグイザモ
原題:Cymbeline
原作:シェイクスピア『シンベリン』
備考:クライムドラマ

あらすじ…麻薬王シンベリンは、娘イモジェンがポステュマスと勝手に結婚したことに激怒し、ポステュマスを追放する。

2014

 作品の冒頭、英語の字幕で簡単な解説が入ります。当然のことながら日本語字幕も付いているのですが、英語字幕と較べるとニュアンスを伝え切れていないように感じたので、これを自分なりに訳してみました。

【拙訳】
ブリトン・モーターサイクル・クラブの王シンベリンは長い間、ローマ警察と不安定な平和を維持していた。
シンベリンの後妻クイーンは野望を持っていた。
だが、王の一人娘イモジェンと自分の連れ子を結婚させるという彼女の望みは失われつつあった。
イモジェンは両親への相談なしに、シンベリンの無一文の子分ポステュマスと結婚した。
その結婚は王の怒りを引き起こし、数々の悲惨な出来事をもたらすことになった。
しかし幸運は舵を取らない幾つかの船によって運ばれてくる…。

 ブリトンとはイギリスのことで、原作のシンベリンがイギリス王であることに由来するものと思われます。

 それから、本作のヒロインの名前についても少々述べさせていただきます。公式サイトや日本語字幕では「イノジェン」と表記しているのですが、本作のスタッフロールを確認したところ"Imogen"とありました。ですので、こちらの記事ではイノジェンではなくイモジェンと表記します。
 ただ、以前私が読んだ松岡和子訳『シンベリン』ではイノジェンと表記してあり、イノジェンは間違いであるとは必ずしも言い切れないようです。

 ところで、本作の特徴の一つに、強引なストーリー展開があります。例えばラストの大団円も強引なのですが、その中でもシンベリンとルーシウスが「手打ち」をするところなどは特にひどい。ここは驚き呆れました。
 とはいえ、原作も強引なところがあるから、ある意味、原作通りです。

 そういえば、イモジェンとポステュマスは原作では秘密結婚だったはずだし、映画でも結婚は周囲には隠していたから秘密結婚と言えます。でも、シェイクスピアの時代ならばともかくとして、現代で秘密結婚とは…。現代なら手に手を取って駆け落ちでしょうに。

 それから、本作では芝居がかったセリフ回しが特徴的ですが、シェイクスピア劇をあまり作り変えずに現代に持ってくるとこんな風になるという一例として見るといいかもしれません。
 こういうのは人によって、あるいは作品によって好き嫌いが分かれるということもあるでしょう。ちなみに私はこれ、嫌いじゃない。

 最後に良かった点を一つ。エド・ハリスが演じるシンベリンが、皺の多いプーチンみたいでドスが利いていました。格好良かったです。

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