『書標 ほんのしるべ 2025.4月号』丸善ジュンク堂書店
自分が読んだことのある本がこういうところでひょっこり出てくると、「おっ」となります。今号でそんな体験をしました。
洋書の問い合わせで多いのは、日本人に人気の翻訳作品です。クリスティしかり、ヘミングウェイしかり。ところで日本の推理小説ファンの間で最も愛されているといっても過言ではないエラリー・クイーンの『Yの悲劇』は、実は英語圏ではほとんど読まれておらず、書籍で入手するのは極めて困難なのです。信じていただけないこともあるのですが、作家としてのクイーンは本国では忘れられていて、エラリー・クイーンという名前は、ただ「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」という雑誌のタイトルでのみ見かけるものだったのです。(P29, 本屋うらばなし 洋書売り場あれこれ)
引用文中で言及されている『Yの悲劇』は当ブログでもレビューしましたし(もちろん読んだのは日本語訳です)、エラリー・クイーンの作品はそれ以外にもレビューしましたが、海外でそんなことになっているとは思いませんでした。
でも、よくよく考えてみれば、今は忘れられてしまっている作家や作品は確かにあります。古本漁りをしているとたまにそんな本に出会います。
ともあれ、英語圏であれほどの作品が読まれていないというのは実に勿体ないことですな。

【エラリー・クイーン関連記事】
エラリー・クイーン『Yの悲劇』
エラリー・クイーン『Zの悲劇』
エラリイ・クイーン「仲間はずれ」
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