飄孤粛々像(町田市民文学館ことばらんど)
東京都町田市の町田市民文学館ことばらんどにある、瓢孤粛々像を解読してみました。

【碑文】
(銅像)
E.Nitahara
1983
(説明板)
ひょうこしゅくしゅく
飄孤粛々
二田原英二作(1983年)
(故・遠藤周作先生の軽井沢の別荘から移設したブロンズ像)
遠藤周作先生の軽井沢の別荘に遊んだ冬枯の一日、庭先に佇む先生の姿は孤愁を抱いて飄々粛然。私はそんな孤影に心惹れ、所蔵の拙作「飄孤粛々」を庭の傍らにと。
作者の二田原英二(にたはらえいじ)は彫刻家。
手許の漢和辞典(旺文社)を引くと、飄々は「世間ばなれしていて、つかまえどころのないさま」、粛然は「しずかなさま」とのこと。つまり、軽井沢の別荘で遠藤周作はそんな感じだったということですか。
遠藤周作の人となりが垣間見えたような気がします。
【遠藤周作関連記事】
遠藤周作「黄色い人」
遠藤周作「蜘蛛」
遠藤周作「白い人」
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