北の湖敏満之像（川崎大師）

　神奈川県川崎市幸区の川崎大師にある、北の湖敏満之像の碑文を解読してみました。

【碑文】
（台座・正面）
第五十五代横綱
　北の湖敏満之像
　　　　　公益財団法人　日本相撲協会
　　　　　　　　　　　　　初代理事長

（傍の碑・表）
　　　北の湖敏満の一生
（※長文につき省略）
　
　北の湖敏満　永遠
　大本山川崎大師平間寺様へ感謝
　
　平成二十九年十月一日
　第五十五代横綱　北の湖敏満三回忌之砌建立
　
施主　小畑とみ子
　　　　　佳史
　　　　　憲司

（傍の碑・裏）
石工事　施工
　東京　羽田
　　株式会社　鈴木石材店

　第５５代横綱で日本相撲協会理事長を務めた北の湖(1953-2015)の像。この像はまわし姿ではなく羽織袴を着ていますが、体格の良さや「北の湖」という四股名から相撲取りだとすぐにわかりました。
　ところで、碑文の省略した部分に、「現役理事長で還暦土俵入りを成し遂げた」という一文がありました。還暦は６０歳。それをわざわざ書くということは、相撲取りの寿命がいかに短いのかということを示しています。北の湖、享年６２歳。