社殿造営記念碑(上目黒氷川神社)
東京都目黒区の上目黒氷川神社にある、社殿造営記念碑を解読してみました。
【碑文】
(表)
社殿造営記念碑
明治神宮宮司
甘露寺受長書
氷川神社は当地に鎮座し連綿三
百八十余年加護を垂れ給いし処そ
の社殿は偶々昭和二十年五月二十
五日戦災により烏有に帰した
爾来氏子は再建をひたすら希い
オリンピツク東京大会の秋を期し
奉賛会を設け淨財を募り社殿神楽
殿及び社務所を造営せるは敬神の
至誠を以て協心克く平和と幸福を
万世に祈念せんが爲にして事業達
成にあたりここにその由縁を誌す
昭和三十九年十一月九日
氷川神社再建奉賛会会長太田清蔵謹書
(裏)
氷川神社再建奉賛会
会長 太田清蔵
副会長/氏子總代 田中百太郎
仝 渡辺照義
相談役 池上芳周
上八南/總代 川辺博
(※中略)
宮司 田中光義
青山
石勝刻
甘露寺受長(おさなが)の揮毫はこれまでにもいくつか目にしています。こんなところにもあったとはねえ。
それから、碑文中にある「昭和二十年五月二十五日戦災」とは、昭和20年(1945年)5月25日の山の手大空襲のことであり、「オリンピツク東京大会」は昭和39年(1964年)の東京オリンピックです。
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