フランシス・フォード・コッポラ「『メガロポリス』は古代ローマと現代アメリカの類似を示している」(2024年、アメリカ)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=42Wy_lfnzs4
出演:スティーブン・コルベア、フランシス・フォード・コッポラ
原題:"Megalopolis" Shows The Parallel Between Ancient Rome And Modern America - Francis Ford Coppola
あらすじ…フランシス・フォード・コッポラ監督がスティーブン・コルベアの番組に出演。
ぶっちゃけ、コッポラ監督の最新作「メガロポリス」の宣伝です。
とりあえず途中まで訳してみました。
【拙訳】
コルベア「やあ皆さん、新しい映画『メガロポリス』の監督、フランシス・フォード・コッポラです。この映画ではたくさんのことが起こっています。それから出演者の中には本当に楽しんでいる人もいます。例えば、オーブリー・プラゾはこのキャラクターの『すごいプラチナ』として、この全体を通して壁のペンキを剥がしているだけです。いつか『すごいプラチナ』と同じくらい良い名前のキャラクターを演じたいと思っています。しかしこの映画は古い論争であるかのように言われていますが、これらは本当に古い論争です。私が間違っていなければ、これに影響を与えたのは…紀元前63年にキケロが元老院で行なった演説です」
コッポラ「この映画の前提を簡単に説明すると、アメリカが私たちがなりたかったローマという考えに基いて建国された、私たちは王を望まなかった、共和制を望んでいたということです。それが、私たちに上院があり、ローマ法がある理由なのです。しかし私たちはローマがやらかしたのと同じ過ちをおかしました。私たちは上院議員と下院議員と指導者に、国を守ることよりも自分たちの富と権力に興味を持つようにしたのです。(拍手起こる)それから、ほら、王をこれ以上望まないローマは皇帝アウグストゥスによって共和制を失って終焉した。だから、つまり、そうなっていないことを望むが、しかし、私たちの共和制は本来の姿を失ってしまったようだ。それが、この映画が古代ローマと現代アメリカの類似を示しているものです」
コルベア「この映画にはマルクス・アウレリウスの引用が多くありますね。私はマルクス・アウレリウスのお気に入りの言葉があります。あなたはどうですか?」
コッポラ「ええと、私は最近、6年間連れ添った妻を亡くしたんだけど、私たちは一緒にショーを観ていました。とても楽しかったし、大好きでした。パンデミック中に君がやっていたのでは君の妻は最高だった」
コルベア「たった一人の観客です」
コッポラ「素晴らしいよ。彼女は君を励ましてくれていた。私たちは本当に楽しんだ。私は60年間連れ添った最初の妻を失った時、マルクス・アウレリウスの方を向いた。彼はこう言った。もし愛する者を失ったのなら、彼らの良い面をもっと取り入れるように努めよ、そうすれば、彼らのようになろうとすることで、彼らの良い面があなたの人生の中に留まり続けるだろう、と」
コルベア「それは美しい」
(以下略)
疲れてきたので翻訳はここまでとさせていただきます。
マルクス・アウレリウスは古代ローマの皇帝で、哲人皇帝とも称せられています。そう聞くと哲学的でわかりにくいかと思いますが、実際に映画「メガロポリス」の予告編を観たら哲学的で訳が分からなかったです。
ところで、上記の訳文の途中で「(拍手起こる)」とありますが、これが放送されたのがドナルド・トランプが大統領に再選された直後ということに留意されたい。即ち、コッポラ監督が語った「過ち」というのがまさにそのトランプ再選を指していて、観客もそれをわかっているから拍手を送ったという次第ですな。
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