「大量退職」:トランプが支持の撤回を拒否する中、マーク・ロビンソンのスタッフが去る(2024年、アメリカ)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=qGMxNZS-h5I
出演:ニコル・ウォレス、キム・アトキンス・ストール、ラファエル・ウォーノック、マーク・ロビンソン
原題:'Mass exodus': Staffers walk away from Mark Robinson, as Trump refuses to pull endorsement
製作:MSNBC
あらすじ…ノースカロライナ州知事選に立候補しているマーク・ロビンソン州副知事(共和党)の選挙スタッフが大量に退職した。一方その頃、トランプの陣営はというと…。
CNNの報道によると、マーク・ロビンソン州副知事は10年以上前にポルノサイトの掲示板に「私は黒人のナチだ」などと書き込んでいたことが発覚しました。
選挙戦からの撤退圧力が強まる中、こちらの動画の冒頭によると、彼の陣営のスタッフが大量に退職し、広報担当2人とボディガード1人の合計3人しか残っていないという。
マーク・ロビンソンはポルノサイトへの書き込みを否定していますが、彼の身近にいる選挙スタッフたちは退職という行動によって「彼がやった」と信じていることを示しています。
それから、このスキャンダルに対するトランプ陣営の反応の一つして、J・D・ヴァンスの発言が引用されています。ちなみに知らない人のためにちょっと説明しておくと、2024年大統領選挙でトランプはJ・D・ヴァンスを自身の副大統領候補に指名しており、この時点でヴァンスはトランプと共に選挙活動をしています。又、トランプ陣営はノースカロライナ州知事選においてマーク・ロビンソンを支援しています。
【拙訳】
記者「彼は自分の投稿ではなかったと言ったことをあなたは信じますか?」
ヴァンス「あー、わわ私は彼を信じない。私は彼を信じない。これらの事柄は世論の法廷(選挙のことか)で時々展開されるべきだと私は思っているだけです。あー、彼は自分が主張したいことを何でも主張するでしょう。報道機関などがこれらのコメントを更に調査するであろうことは間違いないでしょう。基本的にマーク・ロビンソンとノースカロライナの人たちが知事になるかどうか決めるべきだと思っているだけで、それが我々が注目していることです」(1:35-1:56)
この直後に表示されるニコル・ウォレスの表情に笑ってしまいました。田中俊行を見る時の吉田悠軌を思わせるものがあります。
それにしても、インタビュー映像を観るとヴァンスは早口で答えており、動揺しているのが見て取れます。しかもマーク・ロビンソンをかばうでもなく、完全に切り捨てるわけでもなく、中途半端な態度です。スキャンダル対応としてはあんまりよろしくないでしょうな。
それから、後半ではラファエル・ウォーノック上院議員(民主党)のインタビューを紹介。マーク・ロビンソンを「キング牧師が表現した全てのもののアンチテーゼ」「黒人の顔をした白人至上主義者」などと批判しています。もちろん彼を支援しているトランプへの批判も忘れてはいません。
【追記】
マーク・ロビンソンはその後、落選した模様。
速報:ノースカロライナ州知事選でジョシュ・ステインが勝利した後、マーク・ロビンソンが演説
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