ＣＩＡがＪＦＫを殺したかどうかわかるだろう（２０２４年、アメリカ）

　この動画は、YouTubeで観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=kaJhXUeytc0

出演：タッカー・カールソン、ロバート・Ｆ・ケネディJr.
原題：If the CIA Killed JFK We'll Know.
製作：ロバート・Ｆ・ケネディJr.公式チャンネル

あらすじ…タッカー・カールソンとロバート・Ｆ・ケネディJr.が、ＪＦＫ暗殺の機密文書の取り扱いについて話し合う。

　ロバート・Ｆ・ケネディJr.はジョン・Ｆ・ケネディ（ＪＦＫ）元大統領の甥で、上院議員。大統領選に立候補したものの途中で断念し、トランプ支持を表明しました。そしてその界隈では陰謀論者として有名です。
　又、陰謀論といえば、ＪＦＫ暗殺事件も、とかく陰謀論が多いことで有名です。私もＪＦＫ暗殺の陰謀論本を読んだことがありますわ。
　さて、ここでの会話でも陰謀論めいたことが出てきます。そのことを承知した上でお読み下さい。

【拙訳】
カールソン「金曜日にあなたと共同で出演した時、トランプ元大統領があなたを紹介し、もし（自分が）当選したら１９６３年にあなたの伯父殺害に関する残りの文書を機密解除するための委員会を設置するつもりだと述べました」
ケネディJr.「ええ」
カールソン「そして現時点では、誰もがＣＩＡがこれらの文書を他から保護していることに関与しているかどうかの真実を知っていると私は思います」
ケネディJr.「それがどうかは関係なく、彼らが公開を許していないということだ」
カールソン「一体何が説明できるのでしょうか？」
ケネディJr.「伯父の死から６０年以上、殆ど６５年か、いや、６２年だったか。それから今ではその犯罪に関与した人間は誰もいなくなった」
カールソン「ええ」
ケネディJr.「最後の人たちはここ１、２年で死んでしまった。だから機関を守るためなのは明らかだ」
カールソン「はい」
ケネディJr.「それは間違っている。間違いだ。民主党にとっても共和党にとっても間違っている」
カールソン「ただ興味深いのは、この６０年間、両党の歴代大統領がそれらのファイルを機密扱いにしていたということです」
ケネディJr.「君も私もトランプが機密解除しなかったことには驚いたね。選挙期間中に約束していたのに」
カールソン「（解除の阻止を）やったのはマイク・ポンペオでした」
ケネディJr.「そうそう、今週初めてトランプ大統領にそのことについて話した」
カールソン「何て言ってました？」
ケネディJr.「彼はこう言った。彼はこう言った。マイク・ポンペオが自分に懇願した、と。私はここで本当の話をしているとは思わない。彼は君に同じ話をしたんじゃないか」
カールソン「その通りです」
ケネディJr.「だけど彼は、マイク・ポンペオが自分に電話して、こう言ったそうだ。これを公開すれば大惨事にはなるだろう、これをする必要はない、とね。それから、あー」
カールソン「もう一度言いたいのは、マイク・ポンペオは犯罪者だと私は思います。それが私の見解です。彼がその件で私を訴えると脅しているのですが、本当のことなのでそうしてほしいと思います。しかしそれは全てを物語っています。正しいのはＣＩＡだ（※皮肉）ということを」
ケネディJr.「そうだねえ」
カールソン「もし殺人と何の関係がなかったとしても、どうしてＣＩＡはこれらのファイルを機密扱いしようとするのでしょうか？」

　マイク・ポンペオは元ＣＩＡ長官で、トランプ政権時代にＣＩＡ長官から国務長官になった人物です。
　それからトランプは大統領の任期中に、機密文書となっていたＪＦＫ暗殺の資料を公開しましたが、全てを公開したわけではなく、又、その時に公開された情報も、陰謀論者たちを満足させる「衝撃の真実」が明らかになるような内容ではありませんでした。
　非公開の部分に何が書いてあるのか私には知るすべはないし、タッカー・カールソンもロバート・Ｆ・ケネディJr.も現時点では知ることはできていません。
　しかし愚考するに、一般的に秘密の情報提供者を明らかにしたら今後の情報収集に支障を来たします。６０年以上も経っていれば誰も生きていないだろ、と言うかもしれませんが、組織（および後継組織）ならばそれくらい経っていても存続していることがあります。実際、ＣＩＡは現在も存続しています。
　例えばＣＩＡが捜査の過程でそれらの情報提供者と秘密裏に接触して、「本当のところどうなの？」と訊いていたとしたらどうでしょうか。

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グレン・Ｄ・デイビス『JFK暗殺は日本の謀略だった　オズワルドの陰で蠢く日本の巨悪三人組』株式会社KADOKAWA