山本有三先生顕彰碑(山本有三記念館)
東京都三鷹市の山本有三記念館にある、山本有三先生顕彰碑を解読してみました。
【碑文】
(表)
山本有三先生顕彰碑
山本有三先生寿像
心に太陽を持て
土甫[印]
(裏)
「心に太陽を持て」は、ドイツの詩人フライシュレンの詩の
冒頭の句である。高橋健二はドイツの家庭で、この詩が聖書
のことばなどと共によく壁や柱にかけられているのを見て、
心をひかれたので、NHKのラジオ放送で紹介した。
山本有三先生もこの詩に共感し、みずから編集した「日本少
国民文庫」の第一巻をなす逸話集の巻頭にその訳をかかげた
だけでなくその巻の題名を「心に太陽を持て」とした。
異色ある書名は新鮮で充実した内容と相まって、大きな反響
を呼んだ。この一句は山本文学の向日性の精神を言いあてて
いるので、先生の好んでいたことばである。
一九八七年五月 高橋健二
山本有三肖像は石井鶴三作。
土甫は高橋健二先生の号。
寿像とは本人が生きている内に作っておく像のこと。
高橋健二(1902-1998)はドイツ文学者。同姓同名の別人が多いので間違えないようご注意を。又、石井鶴三(1887-1973)は彫刻家。
それから「心に太陽を持て(Hab' Sonne im Herzen)」は、調べてみたら歌になっていました。もちろん明るい曲です。
Hab' Sonne im Herzen
https://www.youtube.com/watch?v=aWAkqvE9_yo
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