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福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺

 グロスター公リチャードは、第一幕第三場の終わりで刺客を送り出し、その次の第一幕第四場で刺客たちがクラレンス公ジョージ(リチャードの実兄)を暗殺します。
 もちろん、リチャードの殺人はこれで終わるはずもなく、エドワード四世王の病死後は若きエドワード五世王の摂政として権力を握り、その権力を使って殺害を加速します。というわけで、ちょっと殺害リストを作ってみました。

第一幕第四場
 クラレンス公ジョージ:暗殺
第三幕第三場
 リヴァーズ伯:処刑
 グレー卿:処刑
 トマス・ヴォーン:処刑
第三幕第四場と第五幕の間
 ヘイスティングズ卿:処刑
(不明)
 アン・ネヴィル:暗殺
第四幕第二場と第三場の間
 エドワード五世:暗殺
 ヨーク公リチャード:暗殺
第五幕第一場
 バッキンガム公:処刑

 一つの演目の中だけで、こんなに殺していたとは驚きです。リチャード三世の手は血塗れどころじゃない、全身が血塗れで周囲は死屍累々といったところでしょうか。
 ともあれ、こんなに殺しまくっていたらヨーク派はガタガタになるわけで、イングランド国内から反旗をひるがえしてリッチモンド伯(ランカスター派)に付く者が続出し、リチャード三世は対応に追われることになります。

【参考文献】
福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(目次)

【関連記事】
シェイクスピア(目次)

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