アカデミー賞授賞式2024:ウクライナの監督「この映画を作らなければよかった」(2024年、アメリカ)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=T7SGT2VqodA
出演:ミスティラフ・チェルノフ
原題:'I wish I never made this film': Ukrainian director on Oscar winning documentary
あらすじ…ミスティラフ・チェルノフ監督がオスカーを持ってスピーチする。
映画「実録 マリウポリの20日間」がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。
それを受けて、監督(ミスティラフ・チェルノフ)が英語でスピーチをしています。とりあえずスピーチの部分を訳してみました。
【拙訳】
おそらく、この舞台で「この映画を作らなければよかった」と言う監督は私が初めてだろう。
これ(オスカー像)をロシアと交換できればいいのだが…決してウクライナを攻撃しないように、決して我々の都市を占領しないようにと。
これがウクライナ史上初めてのオスカーです。
私はロシアが数万人のウクライナ人同胞を殺さないように全力を尽くしたいと思う。私は全ての人質、土地を守っている兵士全員、今牢獄にいる民間人全員が解放されることを望む。
映画は記憶を形成し、記憶は歴史を形成します。皆さんに感謝します。皆さんに感謝します。ウクライナ、スラブのウクライナに感謝します。
これもまたウクライナ戦争の一幕と言っていい。
それから「この映画を作らなければよかった」というのは、この映画は実際の悲劇・惨劇が撮られているからで、そもそもこんなこと(ウクライナ戦争)が起こらない方が望ましいという意味だと思われます。
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