開物興利の碑(駒留八幡神社)
東京都世田谷区の駒留八幡神社にある、開物興利の碑を解読してみました。
【碑文】
(表)
開物興利
永田秀次郎
(裏)
駒澤町上馬土地區劃整理組合
永田秀次郎(ながたひでじろう)(1876-1943)は、東京市長を務めた政治家。
開物興利は検索してもこの四字熟語が出てこなかったので、ひょっとしたら永田秀次郎の造語かもしれません。とはいえ、もし仮にそうだとしても、著作権は切れているはずなので、皆さんも自由に使えますぞ。
では、開物興利とはどういう意味でしょうか? 手許の漢和辞典(旺文社)でそれぞれ字義を調べて愚考するに、「人のまだしていないことを開拓してやり、利益を作り出す」。こんなところではないか。あるいは、永田秀次郎は政治家だから、「利益を作り出す」じゃなくて「利権を作り出す」かもしれませんな。
それから、石碑の裏側を撮影して写真を拡大してよくよく見ると、文字を発見。これだけではないかもしれませんが、とりあえず解読できた部分だけでも載せておくことにします。
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