社号標(甚内神社)
東京都台東区の甚内神社の社号標を解読してみました。
【碑文】
(表)
甚内神社
佐々木幸太郎
(裏)
昭和三十八年八月十二日
依田忠殿当境内地を
寄贈さる仍而宗教法人と
為し甚内神社と奉稱永く
記念し茲に建碑す
昭和四十年八月十二日
責任役員一同
佐々木幸太郎
秋山正夫
牛場澄雄
尾坂光一郎
太田賢吉
国井菊夫
甲田善三郎
鈴木孝司
明城與作
森下義男
柳澤訓一
【現代語訳】
昭和38年(1963年)8月12日、依田忠殿がこの境内地を寄贈された。それによって宗教法人となり、甚内神社と称し奉る。これを永く記念してここに建碑する。
昭和40年(1965年)8月12日
責任役員一同
仍而は「よって」と読みました。
甚内神社は向坂甚内という江戸時代初期に実在した人物を祀った神社。伝説によると向坂甚内は高坂昌信の子だとか、宮本武蔵に弟子入りしたとか、番町皿屋敷のお菊の父だとか、いくら何でも色々と設定をくっつけすぎだろ、とツッコミを入れたくなります。
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