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トランプの民事詐欺の罰金4億5400万ドル支払いの選択肢が破綻(2024年、アメリカ)

 この動画は、YouTubeで観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=r5eZcLR5ztg

出演:スティーブン・M・コーエン、ピーター・グラント、レティシア・ジェームス、ドナルド・トランプ
原題:Breaking Down Trump’s Options to Pay $454M Civil-Fraud Penalty
製作:ウォール・ストリート・ジャーナル

あらすじ…いよいよトランプの首が回らなくなってきた。

 簡単にまとめると以下の通り。

トランプはニューヨークの金融詐欺裁判で敗訴。多額の罰金を命じられる。
  ↓
判決に不満のトランプは控訴へ(一方、NY州司法長官はトランプの資産差し押さえに動く)。
  ↓
だが控訴するにはこれまた多額の保証金を納付しなければならない。
  ↓
複数の保証会社に当たってみるが軒並み断わられる。 ←今ここ。

 というわけで、途中まで訳してみました。

【拙訳】
ナレーター「ドナルド・トランプは5億ドルの法的罰金に直面しており、その金額は毎日数万ドルずつ増加しています。ニューヨークの民事詐欺裁判での判決は、ここ数十年で元大統領の個人資産が試される最大の試練の一つとなりました」
スティーブン・M・コーエン(元ニューヨーク州南部地区連邦検事補)「彼はおそらく資産を清算しなければならないだろうし、それがトランプ・オーガニゼーションに多大な圧力をかけることになるだろうし、それらが全て連続して起き始める危険性があります」
ナレーター「それは時間との戦いです。今のところ、3月下旬までに資金を捻出する必要があります。そうでなければ、(レティシア・ジェームス)ニューヨーク州司法長官が彼の資産の一部を差し押さえ始める可能性があります。3月18日、トランプの弁護士は、世界最大手の保証会社数社と交渉しているにもかかわらず、支払いを保証する資金を獲得できていないと述べました。それでは、この(金額が)膨らむ命令に資金を提供するためにトランプにはどのような選択肢があるのでしょうか? ウォール・ストリート・ジャーナル編集者のピーター・グラントに、元大統領の資産が現在どのような状況にあるのか分析してもらいました」
ピーター・グラント「私たちは彼のビジネスを長い間調べてきましたが、現在の彼の純資産はおよそ30億ドルであると推測しています。トランプは今、多くのストレスにさらされています。しかしそれは、90年代初頭の不況時に直面しているストレスとはくらべものになりません」
ドナルド・トランプ(1991年)「1975年には不況がありましたが、それに比べればピクニックのようなものでした。それはまさにピクニックでした」
ピーター・グラント「その不況の直前、彼はビジネス目標に関してはるかに野心的で、あちこちの資産を購入していました」
トランプ(1989年)「予定通りに納品できました」
トランプ(1989年)「だから私たちは本当に良い競争相手になるだろうし、とても楽しい試合になると思う」
ピーター・グラント「90年代初頭に不況が襲った時、彼は借金の返済ができなくなり、彼の帝国は崩壊し始めました。彼はこれらの資産の多くを売却しなければなりませんでしたが、更にアトランティックシティにあるカジノのいくつかを破綻に追い込む必要がありました。彼自身も自己破産の危機に瀕していました」
ナレーター「トランプは不況を何とか乗り切り、その後戦術を変えました」
ピーター・グラント「彼は自分の名前、ブランドを更に活用し始めました。彼はプロジェクトを構築する開発者に自分のブランドを販売するつもりだったのです。彼らはそれにトランプの名前を載せたのですが、トランプにはリスクはない。トランプがバランスシートを強化するために近年行なってきたことの一つは、資産の売却です。トランプは世界中に多くの資産を持っています。それらは主にアメリカにあり、彼が所有しているものです。リゾート、コンドミニアム、ホテル、いくつかの大きなオフィスビルの株式を彼は所有しています。今日のトランプのバランスシートは以前よりもはるかに強くなっており、約4億ドルの現金があり、彼は約3億ドルのレバレッジを解消しているため、すぐに現金が必要な場合はレバレッジを増やすことができる立場にあります」
ナレーター「彼の法的問題が深刻化するにつれ、その現金備蓄が今問題になっています。2月16日、ニューヨークの判事がトランプに対し、3億5500万ドル罰金と、さらに1億ドルの利息を払うよう命じ、この利息は1日当たり約10万ドルずつ増え続けるとの判決が下されたことを受けて、この現金準備金が現在問題となっています。元大統領はより有利な融資を確保するために、帝国の不動産の一部を不正に評価しました」
トランプ(ミシガン州ウォーターフォード。2月17日)「この事件は完全かつ全くのインチキ、インチキ事件だ」
スティーブン・M・コーエン「全ての根底には流動性の問題があります。誰かが4億5000万ドルを眠らせている可能性はありえません」
ナレーター「トランプは判決に対して控訴したが、裁判を進めるためには2月下旬に罰金の全額に相当する資金を確保する必要があるが、判決の全額ではなく1億ドルの保釈金を支払うというトランプの弁護士らの申し出を、控訴判事は却下しました。その決定は控訴人の裁判官団によって検討中です。トランプが全額を現金で支払う選択肢はなくもないが、それを行なうのは簡単ではありません」
ピーター・グラント「現金を使い果たすことはできません。支払いには多額の現金が必要なのです。請求書を発行するため、4億ドル全てを使い切ることはできないのです」
(以下略)

 疲れてきたので和訳はここまでとさせていただきます。後はご自分でどうぞ。
 さて、「トランプは不動産をたくさん持っているのだからそれらを売ればいいじゃん」と思う人がいるかもしれません。それに対する答えは動画の最後の方で述べられています。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、よくよく考えてみれば一般的に不動産はすぐには買い手が付かないし、売り急いでいる場合は足元を見られて値切られるということをお忘れなく。

【関連記事】
ドナルド・トランプ(目次)

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