共和党にはバイデンを弾劾する証拠がない＆ＭＡＧＡ承認の反「目覚めた」コーヒー（２０２３年、アメリカ）

　この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/UghPiyQV2bw?si=jHC-KNZGsH6B0bYG

出演：スティーブン・コルベア
原題：Republicans Have No Evidence To Impeach Biden | MAGA-Approved Anti-Woke Coffees
備考：コメディ

あらすじ…アメリカの下院議会は、バイデンを弾劾する調査を決議した。

　そもそも、議会には権力者が悪いことをしないかを見張るという、チェック＆バランスの機能があります。下院議会の調査もその一環ではあるのですが、具体的に何をどんな罪状で調べるのかはっきりさせておかないと調査にならないのではと危惧します。
　とりあえず途中まで訳してみました。

【拙訳】
コルベア「ようこそ、皆さんようこそ、本当にありがとうございます。お座り下さい。皆さんにお会いできてうれしいです。ようこそ、皆さんレイトショーへようこそ、司会のスティーブン・コルベアです。紳士淑女の皆さん、よくご参加くださいました。誰もが想像する歴史的な夜に、これが起こったことを知っていますか？　まだ起こっています。この録画の時点で、ええ、今知りました。下院共和党は、バイデン大統領の弾劾調査を承認することに投票しました。彼を弾劾する証拠さえないのにです。皆さん、それが一種の、第一歩です。
『今日は私たちの結婚式に来てくれてありがとう。花嫁が見つかり次第すぐに式が始まります。ええと…あなたの名前は？　花屋さんは？』
　さて、昨日の委員会公聴会で、民主党はバイデンが正確に何で弾劾されているのかを掘り下げようとしましたが、井戸は涸れていました」

ジョー・ネグース「あなたが調査している、憲法上の具体的な犯罪は何ですか？」
ガイ・レッセンシャラー「我々は調査を行なうために調査を行なっていて、証人喚問を呼びかけています」
ジョー・ネグース「あなたが調査している犯罪とは何ですか？」
ガイ・レッセンシャラー「重犯罪と軽罪と違反行為です」
ジョー・ネグース「あなたが調査している重犯罪と軽罪は何ですか？」
ガイ・レッセンシャラー「いいですか、わ、私は時間が出来たら我々が何を探しているのか説明します」

コルベア「うわーすごーい、授業のプレゼンの準備をしなかった子供のリアルな雰囲気があります。
『えー、この本はネズミのことだけでなく人間についても書かれていて、本当に全ての人に向けたものでしたが、この本で最も興味をそそられたのは、この本がカナダで１４９９年に、アメリカでは１２９９年だということでした』
　弾劾を支持する下院共和党議員の思考の糧は、証拠もないのに捜査を開始することは完全に普通のことだと主張しています。テキサス州選出の議員パット・ファロンをどうぞ」

パット・ファロン「だから我々は掘り下げ続ける必要があります。ウォーターゲート事件を見ると、不法侵入から大統領の辞任まで２６ヶ月かかっています。我々は１１ヶ月です」

コルベア「そうです。ウォーターゲート（事件）は不法侵入から始まり、リチャード・ニクソンに及ぶまで２６ヶ月かかりました。これはあなたがジョー・バイデンを好きではなく、彼が犯した犯罪を見つけられずに１年を費やしたことから始まりました。それはまるで『法と秩序』のエピソードのようなものです」
（以下略）

　コルベアの番組ではこの後、ハンター・バイデン（バイデン大統領の次男）のスピーチの映像を出しています。この親子に関するネタといえば以下のものが思い当たります。
　バイデン大統領がオバマ政権で副大統領を務めていた時、ハンターはウクライナの企業で重役を務めており、バイデン副大統領を通じて何らかの便宜を計ってもらったのではないか、という疑惑がささやかれています。
　ただし、このネタはトランプ政権の時代から散々聞きましたけどね！　つまり、このネタはトランプがとっくの昔に調査済みだということです（トランプはこの件に関してウクライナに情報提供を求めていましたっけ）。
　とはいえ、トランプの調査能力なんてたかが知れているから、議会でちゃんと調べればトランプが見逃したものが出てくるかもしれません。それで弾劾に至るかどうかはわかりませんが。

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