『Smile Sports Vol.93 March 2023』公益財団法人東京都スポーツ文化事業団
表紙を飾るのはWBCの侍ジャパン。本誌P4-7に栗山英樹監督のインタビューを掲載。ちなみにインタビューはWBC開幕前に行われたものです。
それでは栗山氏のインタビューを、ちょっと引用してみます。
――NPBのチームを率いる以上に個性的な選手の集団になっていくと思います。そのなかで、指揮官として選手をどのようにまとめていこうと考えていますか?
「昔、魔術師・三原脩さんも『虎は虎のまま使え』と書いていますし、武田信玄も『渋柿は渋柿として使え』と言っています。小賢しい知恵は使うなと言われている通りだと思います。北海道日本ハムファイターズの監督時代から、選手を一つにまとめようと思ったことは1回もないです。無理にまとめようとはせず、“ここを目指そう”という同じ方向を向くこと。行き先だけはしっかり示して、行き方は、選手個人に委ねています。ただ、日本野球の魂を示すんだという、そこだけはハッキリさせておきたいと思います」(P4)
大谷翔平にダルビッシュ有、村上様、ヌートバー、…あのメンツをまとめるとなると至難の業でしょうな。ともあれ、WBCで侍ジャパンは優勝したのだから、結果を見れば栗山監督のやり方で正解だったということなのでしょう。
ただ、愚考するに、これが弱小チームだったらこううまくは行かなかったかもしれません。『虎は虎のまま使え』と言ったって、そもそも手許に虎はいない、いるのはウサギやヒツジばかり…ということもあるからです。そうなると弱者の戦術として「小賢しい知恵」も駆使しなければなりますまい。そう、例えば猫を虎に見せかけてハッタリをかます(擬兵の計)、といったようなことです。
【野球映画】
・ラストゲーム 最後の早慶戦
・私を野球に連れてって
【野球碑】
コンバットマーチの碑(早稲田大学戸山キャンパス)
鎮魂の碑(東京ドーム)
日本野球発祥の地記念碑(学士会館)
« 【ゲゲゲ忌2022】スタンプラリー(2022年、日本) | トップページ | 意外に過酷!?東京メトロ「ジブリスタンプラリー」全制覇してきた(2019年、日本) »
「書評」カテゴリの記事
- 『第45回 せたがやふるさと区民まつり』せたがやふるさと区民まつり実行委員会(2025.02.09)
- 『都営バス みんくる×わんだふるぷりきゅあ!スタンプラリー』都営交通(2025.02.08)
- 『ミスモ*はこね 2024年Summer vol.70』株式会社インクルーブ(2025.02.07)
- 『あいぼりー Vol.144 2024 July』京王電鉄株式会社(2025.02.06)
« 【ゲゲゲ忌2022】スタンプラリー(2022年、日本) | トップページ | 意外に過酷!?東京メトロ「ジブリスタンプラリー」全制覇してきた(2019年、日本) »
コメント