社号標(下祖師谷神明社)
東京都世田谷区の下祖師谷神明社の社号標を解読してみました。
【碑文】
(正面)
(村社)神明社
(背面)
大正十四年十月五日供進社指定記念氏子中
境内地四十坪 福田甚太郎
大正十二年三月吉日寄附
「村社」の部分が塗り潰されていました。村社は旧社格の一つで、現在はこのような社格はなくなってしまったので塗り潰されてしまったものと思われます。
それから供進社とは例祭に地方公共団体から神饌幣帛料の供進を受ける神社のことで、大正14年(1925年)に下祖師谷神明社がその指定を受けた記念にこちらの社号標が建てられたようです。又、その2年前の大正12年(1923年)に福田甚太郎なる人物から境内地40坪の寄進を受けたことも記してあります。
尚、大正12年(1923年)3月は船越英二や遠藤周作が生まれており、大正14年(1925年)10月はマーガレット・サッチャーや野中広務が生まれています。
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