力石(久我山稲荷神社)
東京都杉並区の久我山稲荷神社にある、力石を解読してみました。
【碑文】
(力石)
奉納
三拾二貫目
■村
秦■太郎■之
(台座・正面)
力石(ちからいし)
明治、大正時代、村の若者がこれを担
ぎ上げ、力を競って楽しんだものです。
石の表には、その重さと担ぎ上げた人
の名が刻んであります。
古来病人ある時、これを持ち上げれば
全快するとした「石占い」に由来すると
云われています。
この石の重さは、百二十キログラム有り
ます。
平成十九年七月吉日 氏子一同
(台座・背面)
総代就任記念
庄司芳昭・秦孝良
台座 設計・施工
(有)庄司石材建材店
※■は解読できず。
1貫は約3.75kgなので、32貫は約120kg。台座説明文の記述と一致します。
それから、説明文の冒頭に「明治・大正時代」云々とあって、「江戸時代が抜けているぞー」と思わずツッコミを入れたくなりました。江戸時代の元号が彫られた力石をどこかで見たことがあるからです。
とはいえ、力石を簡潔に説明しているので、手っ取り早く知るにはいいんじゃないでしょうか。
【力石関連記事】
力石(井草八幡宮)
力石(菅原神社)
力石の碑(若宮八幡宮)
力持碑(富岡八幡宮)
柳田國男「祭礼と世間」
« ガザでジャーナリストが中継中にミサイルがビルを直撃(2023年、イギリス) | トップページ | SDM Clown YAMA2020夏(2020年、日本) »
「書評(歴史)」カテゴリの記事
- 神宮橋由来碑(渋谷区神宮前1丁目)(2025.06.24)
- 馬頭観音供養塔(金龍寺)(2025.05.28)
- 庚申塔(金龍寺)(2025.05.27)
- 羅漢尊者像寄進者の碑(金龍寺)(2025.05.26)
- 道元禅師御尊像(金龍寺)(2025.05.25)
« ガザでジャーナリストが中継中にミサイルがビルを直撃(2023年、イギリス) | トップページ | SDM Clown YAMA2020夏(2020年、日本) »
コメント