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クリストファー・モーリー「コデイン(七パーセント溶液)」

あらすじ…「私」の友人で今は海軍情報部にいるダヴ・ダルセットが、驚くべき話をする。シャーロック・ホームズの姪ヴァイオレット・ハーグリーヴが自分の助手として活動し、機密情報を暗号文にして手紙で送ったというのだ。

 タイトルを最初に見た時、「コデイン? コカ〇ンじゃなくて?」と思いました。コカ〇ンはシャーロック・ホームズの有名な悪癖で、『四つの署名』の冒頭でホームズはコカ〇ンを注射していたりします。
 それではなぜコデインなのか? ダヴ・ダルセットの話によると、ヴァイオレットはスペルミスをしたところに秘密の意味を込めることで機密情報を送っていたのだという。だとすれば、このタイトルにも秘密の意味が込められていることになります。
 しかし、だ。そもそもダヴの話はどこまで本当だろうか? 問題の女性ヴァイオレットはダヴの話に出てくるだけで、「私」の前に登場するわけではありません。又、「証拠」として提示されるのはスペルミスのある手紙だけで、それが本当に暗号文なら、部外者である「私」には本来見せてはいけないもののはずです。他にも色々と疑問点が浮かびますが、とりあえずこれくらいにしておきます。ともかくも最後までお読みあれ。
 最後に一つだけ注意点を尾辺手置くと、この短篇小説にシャーロック・ホームズは登場しません。おそらくこの時点では既に死んでいるものと思われます。

【参考文献】
各務三郎編『ホームズ贋作展覧会』河出書房新社(目次)

【関連記事】
シャーロック・ホームズ(目次)

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