ヴィンセント・スターリット「珍本『ハムレット』事件」
あらすじ…ある朝、シェイクスピア本のコレクターであるハリントン・エドワーズがホームズのところへ駆け込んでくる。友人のバナーマン卿から貴重な『ハムレット』本を借りたのだが、強奪されてしまった、しかもあろうことか、バナーマン卿が護衛にと付けてくれた従者が強奪したというのだ。
『ハムレット』本なら私も持っていますよ。岩波文庫版ですけど。まあ、私のは二束三文といったところでしょうか。ああ、もちろん売るつもりはありませんよ。『ハムレット』の映像作品をレビューする時などには参考文献として利用しますから。
さて、本作の事件ですが、登場人物が少なすぎる。そのためか、真犯人が何となくわかっちゃいました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、そのそもその珍本の価値がわかる人間なんて、そうはいませんよ。
【参考文献】
各務三郎編『ホームズ贋作展覧会』河出書房新社(目次)
【関連記事】
シェイクスピア(目次)
シャーロック・ホームズ(目次)
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