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佐藤惣之助詩碑(稲毛神社)

 神奈川県川崎市川崎区の稲毛神社にある、佐藤惣之助詩碑を解読してみました。

佐藤惣之助詩碑

【碑文】
(表)
惣之助の詩

祭の日は佳き哉
つねに恋しき幼き人の
あえかに粧ひて
茜する都の方より
 来る時なり………
   「祭りの日」抄
        沙羅夫かく

(裏)
   碑陰のことば
 誰にとっても 幼い日の思い出は懐かしく
美しく心に残るものである
 旧川崎宿の本陣佐藤家の生れ育った詩人惣
之助は郷土をこよなく愛し 文筆生活に入っ
てからも 川崎の惣之助 を看板のようにし
ていた
 そんな惣之助にとって 幼い日の鎮守の祭
りはひとしお思い出深いものであった その
日は 晴着姿でやって来る横浜の親類の女の
児を頭髪を刈って迎え 共にレモン水をなめ
見世物を観て楽しむことができたからである
 その幼い客こそ のちの花枝夫人その人で
あって
 惣之助夫妻の生誕百年にあたり 川崎今昔
会はゆかり深いこの鎮守の境内に 惣之助の
思い出の詩 祭の日 の一節を抜き出し 嗣
子沙羅夫氏の揮毫により詩碑として建立し
記念とする
    平成二年十二月三日
       川崎今昔会 古江亮仁 誌す
          施工 (株)阿部石材

 佐藤惣之助(1890-1942)は川崎出身の詩人。彼は作詞も手がけており、阪神タイガースの歌(六甲おろし)の作詞もしています。

 尚、平成2年(1990年)12月は、オグリキャップが有馬記念で優勝しています。

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