しろたんチーム『ようこそ しろたんの世界へ』株式会社学研プラス
タテゴトアザラシの「しろたん」の公式キャラブック。
子供向けの作品らしく、全ての漢字にルビが振ってあります。又、内容もそれほど難しいものではありません。
しかしそれでも考えさせられるものがあります。第4章では「らっこいぬ」が、第5章では「らむね」がそれぞれ悩みを抱えて登場するのですが、例えばらっこいぬは自分がらっこなのか犬なのかわからないという。
それに対してしろたんがどう「解決」するのかはネタバレ防止のために伏せておきますが、人間の世界にだってらっこいぬのように、どちらにもなりきれない、中ぶらりんの者はいます。又、それで悩んでいる者も。
そう考えると、本書は子供向けだからと侮ってはいけない気がしてきました。
【参考文献】
しろたんチーム『ようこそ しろたんの世界へ』株式会社学研プラス
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