プリゴジン「ウクライナのバフムトは『実質的に包囲』されている」(2023年、イギリス)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/5t7H03gfYlM
出演:エフゲニー・プリゴジン
原題:Wagner chief says Ukraine's Bakhmut is 'practically surrounded'
あらすじ…3月3日、傭兵集団ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジンが演説。
とりあえず訳してみました。私はロシア語はわからないので、画面下に表示される英語字幕を訳しました。
【拙訳】
ウクライナの大統領ヴォロディミール・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキーに演説する。
親愛なるヴォロディミール・オレクサンドロヴィチ、ワグネルの戦闘部隊は実質的にバフムトを包囲している。
ウクライナ軍には道路が一本あるだけだ。締め付けはきつくなっているぞ。
もしプロのウクライナ軍がもっと早く戦っていたら、今日、我々はもっと多くの老人や子供たちを見ていただろう。
彼らは戦うが、バフムトでの命は短い。1日か2日だ。
彼らを街から出せ。街は実質的に包囲されている。
プリゴジンは防弾チョッキとヘルメットで身を固め、しかも背後には警戒する兵士が映り込んでいます。危ないところで演説していることがわかります。
それから、「ウクライナ軍には道路が一本あるだけだ」というのは、『孫子』の「囲師には必ず闕く」(包囲する時は敵の逃げ道を残しておく)を想起させます。本当に逃げ道になっているのかはともかくとして。
更に、「1日か2日だ」というのも要注意。バフムト陥落にもっと時間がかかれば、ここで語った自分の見通しの誤りを天下に示すことになるからです。
【5月11日追記】
この記事が出てから2ヶ月以上経ちましたが、バフムトはいまだ陥落せず。
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