ジョージ・サントスが自分の名前をはっきりさせるためにスティーブン・コルベアの番組に出演（２０２３年、アメリカ）

　この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/KJr7SwQ03pg

出演：スティーブン・コルベア、ハーヴェイ・ギレン
原題：George Santos Joins Stephen Colbert To Clear His Name(s)
備考：コメディ

あらすじ…ジョージ・サントス下院議員がスティーブン・コルベアの番組に出演。

　共和党のジョージ・サントス下院議員は経歴詐称が相次いで発覚し、身内の共和党議員からも議員辞職を求められている始末（本人は辞任を拒否）。
　とりあえず2:01～の部分を訳してみました。

【拙訳】
コルベア「みなさん、モノローグの前半でニューヨーク州選出の下院議員ジョージ・サントスに関する最新の申し立てについて話しました。しかしもちろん今日の暴露は、サントスが自分自身について語ったように見える、嘘の長いリストに追加されたばかりです。それは―あなたが忘れた場合に備えて―以下のものを含みます。彼はバルーク校とニューヨーク大学に通っていたと主張し、優秀な成績で卒業したと主張し、ゴールマンサックスとシティ・グループで働いていたと主張し、ホロコーストから逃れるためにブラジルへ逃れたウクライナ系ユダヤ人の祖父母がいたと主張し、９１１テロで母親が死んだと主張し、パルス・ナイトクラブの銃撃で死亡した従業員がいたと主張し、自分は新型コロナに最初にかかった人間の一人だと主張し、動物救助の慈善団体を運営したと主張し、名門ホレス・マン予備校に通っていたと主張し、バレーボールの『スター』だったと主張し、７５万ドルの給料を貰ったと主張し、家賃を払う途中で強盗に襲われたと主張し、ヨット販売の経歴を持っていたと主張し、１００万ドルのアパート、１３件の不動産を運営したと主張し、新しい啓示が毎日来ると主張しました。だから国全体が、ジョージ・サントスについて、何が真実なのかと疑問に思っています。それではここでジョージ・サントスについて我々に真実を語っていただきましょう。ようこそ、ジョージ・サントス下院議員。下院議員、下院議員、下院議員、ご出演いただきありがとうございます」
サントス「お呼びいただきありがとうございます。レイトショーに再出演できて光栄です」
コルベア「これ本当は初出演です」
サントス「インターネット・ムービー・データベースの私の記事がソースじゃないですよ。あの記事は私が５回ゲスト出演していると言っていますが、私はあなたのところのバンドリーダー、ジョン・バティストだったんです」
コルベア「違います。それはあなたが言う名前ではありません。事実、あなたは自分の経歴のほとんどすべてをでっち上げたというひどい告発に直面しています。しかしここで（弁明の）機会があります。ただちに、真実を告げて物事を明確にすることです」
サントス「何を明らかにするんです？　私が言ったこと全ては真実です。私の名前はジョージ・アンソニー・デヴォルダー・サントス・キターラ・ザブロフスキー・ジョン・ジェイコブ・ジングルハイマー・セリ～ノ＆バ～ンズじゃありません」
コルベア「どれがあなたの本名？」
サントス「知らない、多分」
コルベア「ＯＫ、これらの幾つかの申し立てについて話しましょう。今日の早い時間、あなたはドラァグ・クイーンを演じていたという話を否定しました」
サントス「絶対に（違う）、スティーブン。このドラァグ（・クイーン）の話は別のメディアの気晴らしにすぎません。それは単純にうまく行かない！　オックルルルル…失礼、失礼、次の質問をどうぞ」
コルベア「ニューヨーク大学とバルーク校に通っていたという主張については？」
サントス「記録がない？　ＯＫ、それではこれをどう説明するんです？　この卒業証書を見て下さいよ」
コルベア「いえ、違います。それはシャツです。それに明らかにあなたが作ったものだ」
サントス「私じゃないですよ。私が作ったかもしれないけど。私はＴシャツのデザインとプロのバレーボールを二重に専攻したのです」
コルベア「ＯＫ、それであなたは自分が学生時代にバレーボールをプレイしていたという話に固執していますね？　やったこともないのに？」
サントス「もちろん、私はバレーボールのスターですよ！　スター！　私はスター！　事実、私は大きな試合でミドル（ブロッカー）だったんです。ほら、タッチダウン！　ホグワーツ（『ハリー・ポッター』の魔法学校）にも勝利！」
コルベア「あの、真実だけ話して下さい。あなたが運営してお金を集めていたという『フレンズ・オブ・ペット・ユナイテッド』という動物慈善団体は？　ＩＲＳ（アメリカ合衆国歳入庁）には全く記録がないのですが？」
サントス「だから何です？　ＩＲＳは全てを知らない。ＩＲＳは願望の重さを知っているのですか？　ところで、こちらが私の別のチャリティーです。寄付してね」
コルベア「やめて下さい。そこにお金を送らないで！　サントス、あなたは幾つかのとてもひどいことで非難されていますね。あなたは自分の母親が９１１テロで死んだと言っていますね。それから彼女は数年後に亡くなったと言って、それから２０１６年に死んだとも言った。本当は何があったんですか？」
サントス「スティーブン、こんな時にどうしてそんなことを持ち出すことができるんです？　自分の母親の葬儀に出られないなんて…。今までに３度も死んでいる人を失うことがどれほど大変なことかわかりますか？」
コルベア「…お悔やみ申し上げます。しかしサントス議員、この全ての欺瞞の後、共和党の中で自分の下院の議席を保持できると思いますか？」
サントス「もちろんですよ、スティーブン。彼らは私を取り除くことはできません。私は下院議長ですよ！」
コルベア「いえ、違う違う。拍手しないで！　違う！　それはケヴィン・マッカーシーでしょ！」
サントス「ＯＫ、ブーマー。それからこの小槌をどこで手に入れたかわかります？」
コルベア「それ明らかに買ったでしょ。まだ値札が付いてますよ」
サントス「おっとそこでファクトチェックしないとな、スティーブン。買ったんじゃない。盗んだんだ」
コルベア「あなたが言ったこと全てが嘘です。あなたが実際に真実を語ろうとしない限り、このインタビューは終わりにします」
サントス「待った待った！　ＯＫ、よろしい。もう嘘は付きません。はっきりさせます」
コルベア「どうぞ」
サントス「結構、真実は、私の選挙戦は秘密裏に資金提供を受けて…トゥルルル…おや？　電話だ。トゥルルル…もしもし。アナ・ウィンター？　僕にメット・ガラに戻ってきてほしい？　それから今年のテーマはクスリだって？　僕が今までに経験したことのないものだって？　ああ、もう行かないと。すまない」
コルベア「ジョージ・サントス議員でした。ハーヴェイ・ギレン（ジョージ・サントス役の俳優）に感謝を。次は本物の下院議員アダム・キンジンガーです！」
サントス「僕だよ！　僕だよ！」
コルベア「違うって。そんな名前じゃないでしょ」

　番組内でも取り上げられていますが、ジョージ・サントスは、ちょっと調べればすぐにバレるような嘘をこれでもかと並べ立てています。ネタにしてくれと言わんばかりのひどさで、こうやって笑いものにされています。

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