神楽殿改築記念碑(井草八幡宮)
東京都杉並区の井草八幡宮にある、神楽殿改築記念碑を解読してみました。
【碑文】
神楽殿改築記念碑
源頼朝公祈請八百年(平成元年)記念並びに皇太子殿下御結婚(平成五年)奉祝の事業である神楽殿の改築はここに完遂した。この神楽殿は氏子崇敬者の深甚なる奉賛を受けるなど多数の誠人の尽力を得て、里神楽・井草囃子など地域の伝統芸能のほか、能狂言も演じ得る立派なものとなった。これは当社のご神威の発揚の表れであるばかりでなく、この地域並びに日本の伝統芸能の継承に対する、氏子崇敬者から受けた賛意の表れでもある。
仍って、碑を建て趣意並びに奉賛者の芳名を記して後世に伝えることとした。
平成七年十月一日
井草八幡宮
宮司 宮崎昌文
神楽殿改築事業委員会
会長 森田佐一
副会長 榎本喜代治
同 井口益太郎
同 古屋力三
壱百五拾萬円
井口益太郎
榎本喜代治
古屋力三
宮崎昌文
森田佐一
(※以下、氏名・法人名多数につき、これを省略)
碑文中の「源頼朝公祈請」とは、1189年に源頼朝が井草八幡宮に立ち寄って奥州征伐の戦勝祈願をしたことを指し、「皇太子殿下御結婚」は当時の皇太子と小和田雅子(現在の天皇・皇后両陛下)の結婚を指します。
源頼朝の戦勝祈願は同神社の「社号標(2)」でも触れられているので、そちらも併せてチェックするべし。
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