バットマン:誓い(2022年、アメリカ)
この自主製作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/QNgKEX9cxwg
監督:ジョニーK
出演:ジェリー・W・モーガン、クリス・コンク、オズ・キーナム、ギレルモ・メヒア
原題:The Oath: A Batman Fan Film
備考:アクション
あらすじ…ゴッサム市警のケリー巡査部長とバーンズ巡査が死体を検分していると、無線で連絡が入る。指名手配中のジミー・アトラスらしき人物が目撃されたという。ケリー巡査部長が一人で現場へ向かうが…。
こちらの作品はティム・バートン版バットマンのファン・フィルムとなっています。ティム・バートン版バットマン作品は当ブログでは取り上げていませんが、私は昔、テレビで観たことがあります。
さて、本作はストーリーが少々込み入っているように感じられたので、頑張って全部訳してみました。とりあえず拙訳をどうぞ。
【拙訳】
ケリー「もう一人の死体は?」
バーンズ「身分証ではジョニー・ゴブス」
ケリー「何が起こったと思う?」
バーンズ「わかりません、巡査長殿。おそらく屋根を歩いていて落ちたのかと。『警部補殿』と呼ぶべきでしょうか? 他に何と呼びましょうか? すいません、巡査長殿。あなたには昇進する必要があることはわかっています。メアリーさんの治療費がいるんですよね? あなたは最高の警官です。エックハート警部補の汚職は自分を宣伝しているだけです。不公平だ。ウェイン財団から金が出るなら、あるいは俺たちで何かできることがあれば…」
ケリー「もういい、忘れろ」
バーンズ「それでゴブス氏については?」
ケリー「コウモリですか?」
バーンズ「まさか、そんなわけない」
ケリー「その噂は一体どこから?って、言ってるだけですよ」
バーンズ「奴らはノックスやゴッサム・グローブを始めとして、お粗末な新聞を売り込もうとしているんだ。わかったか。流言飛語を真に受けるな」
ケリー「巡査長殿…」
バーンズ「いないんだ、コウモリなんてな」
無線「付近の者は応答せよ。ジェームス・アトラスの特徴と一致する人物がファースト&プラット地区で目撃されました」
バーンズ「ジミー・アトラス? カール・グリッソムの子分の一人だ」
ケリー「ああ、わかってる。10-14チャンネル、私が調べに行く」
バーンズ「一緒に行きましょう。お供しますよ」
ケリー「いや、片付けておけ。10分で戻る」
バーンズ「お気を付けて。グリッソムの子分は遊び回っていませんよ」
ケリー「ああ」
ホームレス「コウモリに気を付けな」
ケリー「OKフランク。できるさ」
アトラス「遅いぞ」
ケリー「仕事でな」
アトラス「木曜の夜は埠頭じゃ警察の仕事がないようにしようじゃないか。結構。カール・グリッソムからの謝礼だ。最初は誰だってキツイ。何か問題でも? 今から悪いことをやっても大丈夫だ。それを補うために充分にいいことをしなきゃならないだけだ」
ケリー「続けよう」
アトラス「ああ。来週会おう。同じ時間に」
バットマン「金を出せ!」
ケリー「妻のために必要なんだ! こんなことしたくなかった。こんなことしたくなかった。こうするしかなかった」
バットマン「いつだって他に道はある。見ているからな」
バーンズ「巡査長殿? ジミー・アトラスを捕まえたんですか!」
三日後
テレビ「アクション・ニュースの時間です。こちらピーター・マクロイ。いわゆる『バットマン』の目撃情報が新たに報告されました。この1ヶ月で7件です。目撃者によると巨大なコウモリの格好をしていたとのことです」
新聞記事:警官がギャングの大物を逮捕!
ケリー「もしもし。ゴードン(本部長)とデント(検事)が作戦開始だと? 俺も加われって? ああ、月曜に会おう」
メアリー「フランク、大丈夫?」
ケリー「ああ、まあな。もう大丈夫だ」
こちらの世界でのバットマンは都市伝説的な存在になっているようです。治安が悪いゴッサムシティであれだけ色々と暴れ回っていたら、目撃情報だけじゃなくて映像や写真にも姿が残りそうなものだし、戦った形跡だって拭い去れないんですがねえ。まあ、ゴードン本部長が痕跡を揉み消していそうではある。
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バットマン(目次)
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