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猿江材木蔵跡の碑(猿江恩賜公園)

 東京都江東区の猿江恩賜公園にある、猿江材木蔵跡の碑を解読してみました。

猿江材木蔵跡の碑

【碑文】
(正面)
猿江材木蔵跡

(右面)
この付近は江戸時代初期に埋め立て元禄十二年深川元木場にあった貯
木場を一時ここに移したことがあり そののち享保七年伊勢屋毛利藤

(背面)
左衛門たちが堀を埋め立て毛利新田をひらいたが享保十九年幕府は
その大部分をとりあげて材木蔵をおき以来幕府の貯木場となし明治

(左面)
以降は皇室所有の貯木場となり大正十三年その一部を猿江公園とした
       昭和三十三年十月一日 江東区第十一号

 右面→背面→左面と続けて読む構造になっています。この程度の石碑の大きさなら、タイトルと建設年月日、製作者を刻むに留めておいて、詳しい情報は近くに説明板を立ててそこに書いておくのが一般的です。
 ちなみに、元禄12年は西暦1699年、享保7年は1722年、享保19年は1734年、大正13年は1924年、昭和33年は1958年です。

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