リンカーン・プロジェクト:反憲法のトランプ(2022年、アメリカ)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/QZyTl4u8XC8
出演:ドナルド・トランプ
原題:Trump Against The Constitution
備考:プロパガンダ
あらすじ…トランプが憲法の停止を訴えた。
カニエ・ウェストやニック・フエンテスとの会食が問題になったトランプですが、今度は憲法の停止を訴えてきました。曰く、2020年の大統領選が不正なら、憲法を停止すべきだ、と。
当然のことながらこの発言に対して各方面から非難が寄せられており、リンカーン・プロジェクトもトランプを批判しています。そんなわけで拙訳をどうぞ。
【拙訳】
トランプ「我々は憲法を守らなければならない、国を支えなければならない。憲法を支えなければならない、憲法を守らなければならない」
「ドナルド・トランプ元大統領・大統領候補は自由世界のリーダーとして」
「2020年の選挙を覆すために憲法の停止を求めたところです」
「事実上、声明の全ての単語が間違っていて狂っていて危険なのです」
「冗談抜きに、(憲法は)アメリカの民主主義の目玉です」
「つまり、アメリカのやり方およびこの国の民主主義に対する彼の敵意を再び強調しています」
ドナルド・トランプは合衆国憲法を停止したがっている。
記者「2024年(の大統領選挙)で憲法を停止する候補者を支持できますか?」
デイヴ・ジョイス「ええと、気の早い話ですね。予備選には多くの人たちがいると思います。共和党員が誰を選んでも私はついて行きます。というのは…」
記者「それがドナルド・トランプだとしても、そして彼が憲法の停止を要求してもですか?」
デイヴ・ジョイス「ええと、大きなフィールド(?)になると思います」
記者「それは私が訊いていることではありません。私が訊いているのは、もし彼が(共和党候補に)指名されたら、あなたは彼を支持しますか?」
デイヴ・ジョイス「共和党が指名した候補が誰であろうと支持します」
共和党はまだ彼を支持している。
冒頭のトランプの演説は2021年1月6日の連邦議事堂襲撃事件の時のもので、暴徒を扇動したものとされており、この演説自体が問題視されているのですが、ともかくもここでは憲法を守るよう訴えています。それにもかかわらず今度は憲法の停止を訴えてきたわけです。矛盾も甚だしい。
もっともトランプにとっては、「自分が大統領に返り咲く」という目的では一貫しています。その目的を達成するための手段が間違っているのですが。
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