トランプとカニエが、ホロコースト否定論者のニック・フエンテスとマール・ア・ラーゴで夕食を共にする（２０２２年、アメリカ）

　この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/g2ZNvWxgpK0

出演：ジミー・キンメル
原題：Trump and Kanye's Mar-a-Lago Dinner with Holocaust Denier Nick Fuentes & Herschel's Erection Slip Up
備考：コメディ

あらすじ…ドナルド・トランプとカニエ・ウェストが、ホロコースト否定論者のニック・フエンテスとマール・ア・ラーゴで夕食を共にした。

　まずは3:35～5:22の部分を訳してみました。

【拙訳】
ジミー「金曜日に聞いたマール・ア・ラーゴの話によると、トランプはカニエ・ウェストと白人至上主義者でホロコースト否定論者のニック・フエンテスと夕食を共にしました。そしてこれはまずかった。なぜならトランプは距離を置こうとして１つではなく３つのメッセージを自分の想像上のＳＮＳに投降したからです。彼はこう言いました」
トランプ『この一週間、カニエ・ウェストからマール・ア・ラーゴでの夕食を求められた。その直後、彼は予期せず３人の友達と一緒に現われた。彼らについて私は何も知らなかった。火曜日の夕方に多くのメンバーが裏庭にいる中で我々は夕食を共にした。夕食は手早く平穏無事に終わった。それから彼らは空港へ行った。』
ジミー「思うに、彼はそれにあまり固執しなかったので、彼はもう一つのメッセージを投稿しました」
トランプ『イェ（元カニエ・ウェスト）は自分が直面している困難なこと―特に自分の商売―についてアドバイスを求めていた。程度は低いが政治についても話し合ったが、そこで私は彼に、絶対に大統領に立候補すべきではないと言った。「君が持っているかもしれない票は、トランプに投票するべきだ」とね。ともかく、私たちはとても仲良くやった、彼は反ユダヤ主義を表現しなかったし、…』
ジミー「いいですね、正しい方向への一歩です」
トランプ『…タッカー・カールソンのことで彼が私のことを悲しんでくれたこと全てに感謝している。なんで会わないわけがないんだ？　又、ニック・フエンテスは知らなかった。』
ジミー「それから、思うに、それもうまく行きませんでした。だから彼はマザー・テレサモードにシフトしました。彼はこう言いました」
トランプ『だから私はたまたま黒人だっただけの深刻な問題を抱えた男を助けるんだ。イェ（カニエ・ウェスト）は商売や他のほとんど全てのことで大打撃を受け、いつも私に親切にしてくれた。マール・ア・ラーゴで会うことを許可することで、一人でだが、だから私は彼にとても必要な「アドバイス」を与えることが出来る。彼は３人を連れてきたが、うち２人は知らなかった。後の一人の政治家も、何年も会っていなかった。私は彼に出馬しないように言った。全く時間の無駄で、勝てやしない。フェイクニュースは狂ってやがる！』
ジミー「ドナルド・トランプだけがこう言って自分を弁護するでしょう。『私は反ユダヤ主義の奴と一緒に食べる予定だっただけだ、ＯＫ？』」

　トランプの発言の中に「君が持っているかもしれない票は、トランプに投票するべきだ」とあるのを読んで、なぜトランプがカニエと会食したのか察しが付きました。２０２４年の大統領選挙に向けて、カニエが持っている票が欲しいんだな、と。いや、カニエが持っている票でも欲しい、と言うべきでしょうか（Wikiによると２０２０年の大統領選挙でカニエは約７万票を獲得している）。
　もちろんカニエはその斜め上を行って、トランプに自分の副大統領候補になるよう求めました。こちらのコメディ番組ではそのネタに便乗して「イェ／トランプ」の大統領選ステッカーを作っています(6:23)。

　それから番組ではニック・フエンテスについても取り上げています。フエンテスのセリフの部分(7:58～8:26)を訳してみました。

【拙訳】
人々が私をゲイと呼んだのは、私にガールフレンドがいたことがないからです。どちらかと言えば、そのことが私をゲイでなくさせるんです。ガールフレンドがいたことがない、女性とセックスしたことがない、これが本当にあなたを異性愛者にするのです。なぜなら、正直、女性とデートすることはゲイです。女性とセックスすることはゲイです。そして男性とセックスすることはゲイですし、それに、それにほら、これ本当に、これみんなゲイです。

　訳していて笑っちゃいました。もちろん観客もジミー・キンメルも笑っています。何言ってんだこいつ。

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