司馬遼太郎「猿ヶ辻の血闘」
あらすじ…会津藩の密偵・大庭恭平は、一色鮎蔵と名を変えて浪士のふりをして、薩摩藩の田中新兵衛と親交を結ぶ。そんなある時、大庭は長州藩が操っている姉小路公知を暗殺することにし…。
『幕末』収録作品の中で密偵(スパイ)が主人公として登場するのは、この「猿ヶ辻の血闘」くらいのものです。あとはせいぜい、「土佐の夜雨」で岩崎弥太郎が下横目として密偵行為を働いているくらいです。
まあ、『幕末』は時代小説であってスパイ小説じゃないってことですかね。
【参考文献】
司馬遼太郎『幕末』文藝春秋(目次)
【関連記事】
・猿ヶ辻の変の現場-姉小路公知襲撃地
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