弁財天 童子像(江島神社)
神奈川県藤沢市の江島神社にある、弁財天 童子像の碑文を解読してみました。
【碑文】
(台座・向かって右)
奉献
(台座・向かって左)
御鎮座千四百五十年記念
奉賛者一同
(向かって左)
奉賛世話人
二見幸雄
大田孝一
阪本一央
吉岡保
堀之内伸一
豊山勝治
木原光浩
責任役員 宇田川英男
同 渡邊三郎
総代 岩本泰明
同 秋岡太門
同 井上平八郎
権宮司 岡田永庸
設計 (株)松本設計事務所
施工 (株)石の稲田社
監修 片岡華陽
(向かって右)
弁財天 童子像建立之記
平安時代中期に撰述せられた「江嶋縁起」は天地開闢のことより説き起し 東海道相模国江ノ島が天下の霊地たるを 記述せられている
縁起に曰く 「(略)」とあり 弁財天が江ノ島に祀られることとなりしを伺い知ることが出来る
折りしも当神社御鎮座千四百五十年を迎ヘ 記念事業としてこの縁起に基づき 弁財天顕現の一場面を 篤志者の御浄財を以て石像にて奉製いたし 弁財天の無量無辺不可思議の功徳を後の世永く称え奉るべく 祈念建立いたすものなり
平成十四壬午歳十二月吉日
江島神社 宮司 相原圀彦
「弁財天 童子像建立之記」で省略した部分には『江嶋縁起』の引用が長々と書いてあります。長いので簡潔にまとめると、「欽明天皇13年(553年)に江の島が爆誕し、天女(弁財天)が天からその島に降臨した」ということです。
つまりはこれ、江島神社の縁起を説明するオブジェということになります。
尚、平成14年(2002年)12月は、韓国で盧武鉉が大統領に当選しています。
【関連記事】
・江島縁起 ~五頭龍様と弁財天様~
弁財天像(母智丘神社)
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