黄金水汲取記念碑(江の島)
神奈川県藤沢市の江の島の弁財天仲見世通りにある、黄金水汲取記念碑を解読してみました。
【碑文】
昭和四年五月廿四日己巳歳巳月己巳日巳刻執行
江之嶋岩屋前海中に於て推古天皇以来我國最初行事也
隠遁術三十六法之内浪切法玄武之法則子孫永久末代開運基
神仙金龍一生一代之法術六十一年目黄金の潮汲
黄金水汲取記念碑
江の嶋乃こかねの水や皐月晴
昭和六年五月建設 東京市赤坂區青山/神理教 明徳教會
隠遁術三十六法極意神仙鈴木金龍
【現代語訳】
昭和4年(1929年)5月24日午前10時執行。
江の島岩屋前の海中で、(これは)推古天皇以来、我が国最初の行事である。
隠遁術三十六法の内、浪切法と玄武之法は、すなわち子孫が末代まで永久に運が開ける基盤となるものである。
神仙・(鈴木)金龍が一世一代の秘術を駆使して、61年目に黄金の海水を汲んだ。
私にはよくわかりませんが、鈴木金龍なる霊能者が、秘術を駆使して海水を汲んだことが書かれています。しかもこの石碑を建てたのは当の本人で、自らを「隠遁術三十六法極意神仙」と称しています。凄い肩書きだこと。
もう一度言いますが、私にはよくわかりません。せいぜいわかるのは、これがオカルト的なものであることくらいです。
尚、碑文中にある「神理教」は現在も存続しています。謎解きの手掛かりがあるとすれば、そちらに残っているんじゃないかと推測いたします。
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