無料ブログはココログ

« 京都祇園祭 祇園囃子(2011年、日本) | トップページ | 【高知市の史跡】土佐藩 参政 『吉田東洋、暗殺の地(碑)』(高知市帯屋町)(2018年、日本) »

司馬遼太郎「死んでも死なぬ」

あらすじ…伊藤俊輔(後の伊藤博文)は、井上聞多(後の井上馨)と共に、高杉晋作の下でイギリス公使館を焼き打ちしたり、吉田松陰を改葬したり、宇野東桜を暗殺したりする。

 伊藤俊輔の視点から井上聞多を描いています。しかもこの聞多、冒頭の初登場時にウ〇コをしています。おまけにその後のイギリス公使館焼き打ちでも、逃走時にウ〇コしたと書いてあります。
 そもそも誰だってウ〇コはするものですが、だからといって普通はそんなことを書きません。これは作者(司馬遼太郎)がわざと書いているのであって、こいつはそんなところでウ〇コするような奴なんだぞ、ということを示しています。
 ちなみにタイトルの「死んでも死なぬ」とは井上聞多のことで、本作でこんな文章があります。

(たいしたものだ)
 と、それにも、俊輔は感服しきっている。もっとも、聞多の糞や色気に感心しているのではなく、そのなまなましい生命力を学びたい。とかげの生まれかわりのような、叩いても踏んでも死にそうにないいのちを、聞多はもっている。そのかわり、つらは下卑ている。(P325)

 さすがに生命力は学べないでしょうな。

【参考文献】
司馬遼太郎『幕末』文藝春秋(目次)

【関連記事】
幕末散歩 イギリス公使館焼打事件 高杉晋作ゆかりの地

« 京都祇園祭 祇園囃子(2011年、日本) | トップページ | 【高知市の史跡】土佐藩 参政 『吉田東洋、暗殺の地(碑)』(高知市帯屋町)(2018年、日本) »

書評(小説)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 京都祇園祭 祇園囃子(2011年、日本) | トップページ | 【高知市の史跡】土佐藩 参政 『吉田東洋、暗殺の地(碑)』(高知市帯屋町)(2018年、日本) »

2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28