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八百八橋碑(武蔵小杉駅)

 神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉駅北口にある、八百八橋碑を解読してみました。

八百八橋碑

【碑文】
(表)
八百八橋碑
 明和 安永のころ武州橘樹郡上
丸子村のほしか屋野村文左衛門は
中原街道沿いの村むらに千個の石
橋をかけることを思いたち寛政三
年この世を去るまでに八百八基を
つくつたと傳えられている
 後世この橋を八百八橋とよんで
きた ここにもとの橋を復元して
翁の偉業をたたえるものである
川崎市長 金刺不二太郎

(裏)
昭和三十九年十一月廿三日
 武蔵中原観光協會
 丸子多摩川観光協會

 碑文中の明和は1764~1772年、安永は1772~1781年、寛政3年は1791年。大体、田沼意次や松平定信の時代です。
 それから「ほしか」は干し鰯とも書き、手許の辞書によると「脂肪をしぼったあとのイワシを干したもの。肥料にする。」(新明解)とのこと。
 尚、昭和39年(1964年)11月は、東京パラリンピックが開催されています。
 最後に、石碑表側の左上にある「川崎市長 金刺不二太郎」について。位置的に見て後から付け足された感じがします。この市長、こんなところにも名前を残したかったんでしょうかねえ。

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