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筆塚(哲学堂公園)

 東京都中野区の哲学堂公園にある、筆塚を解読してみました。

筆塚

【碑文】
筆塚

(台座)
 筆塚記
余欲建設哲學堂使
人修養身心荷筆歴
遊諸州應需揮毫積
其謝報充此資大半
既成於是築筆塚以
記其由云
大正四年一月
  井上圓了并書

【読み下し文】
   筆塚記
余、筆塚を建設し、人をして身心を修養せしめんと欲す。筆を荷(にな)い、諸州を遊歴し、需(もと)めに応じて揮毫し、其の謝報を積み此の資に充てる。大半既に成り、是(ここ)に於て筆塚を築き以て其の由を記して云う。
大正四年一月
  井上円了并せて書く

【現代語訳】
   筆塚記
 私は哲学堂を建設して、人々の心身が立派になるように努めさせようとした。そこで筆を以て全国各地を巡り、要請に応じて揮毫し、その謝礼を積み立てて、この(哲学堂建設)費用に充てた。大半は既にできあがったので、ここに筆塚を立ててその経緯を記しておくことにする。
大正4年(1915年)1月
  井上円了あわせて書く

 この筆塚の傍に説明板があり、そこには筆塚記の読み下し文が書いてありました。現代語訳はなかったように記憶しております。
 記憶しております、などと書いたのは、何を隠そう、その説明板を私は撮影しそこねたからです。おそらく、私が書いた読み下し文とは多少の違いがあるはず。まあ、気になる人はご自分で足を運んでみるといいでしょう。

 尚、大正4年(1915年)は第一次世界大戦の真っ最中で、1915年1月にはドイツ軍がツェッペリン飛行船でイギリス本土の空爆を開始しています。

【関連記事】
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