新諸国物語 七つの誓い 凱旋歌の巻(1957年、日本)
監督:佐々木康
出演:萬屋錦之介、東千代之介、千原しのぶ、伏見扇太郎、波島進、大川橋蔵、片岡栄二郎
原作:北村寿夫
備考:時代劇
あらすじ…カラコジアの財宝を狙うオンゴは、カラコジアの大臣という触れ込みで京の将軍・足利義晴に謁見する。一方、トルハンや五郎らのカラコジア王国復興を期する者たちも京に集結する。
「奴隷船の巻」の続きで、3部作の完結篇。
それから本作に登場する足利義晴は室町幕府第12代将軍で、この時代の日本は戦国時代。同じ「新諸国物語」シリーズの「笛吹童子」では、京の街は戦乱により荒廃していましたが、こちらはそういった感じはなく、一応は安定している模様。
さて、ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、本作のクライマックスの大立ち回りは派手なものに仕上がっています。各キャラの殺陣を見せているところなどは、オールスター映画っぽさがあります。しかも、主要人物の処刑が迫っているという緊迫した状況が、緊張感をより一層高めているのも見逃せない(柴が燃え上がるスピードが遅いのは、このさい目をつぶろう!)。
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