三鈷と仏足石のオブジェ（高野山東京別院）

　東京都港区の高野山東京別院にある、三鈷と仏足石のオブジェの碑文を解読してみました。

【碑文】
（正面）
方位測定基点

高野山東京別院の位置
　　北緯 35°37'54"
　　東経 139°44'14"

高野山の方位
　　西南西（南69°西）
　　直線距離　409km

ブッダガヤの方位
　　西南西微西（南75°西）

■　三鈷（さんこ）は、真言密教の大切な
法具。弘法大師が中国から日本へ真言密教
を伝えられたとき、この三鈷を用いて高野
の地を発見されました。【ここの三鈷は、
高野山の方を指しています】

■　仏足石は、お釈迦様が歩かれた足跡を
表しています。ブッダガヤはお釈迦様が悟
りを開かれたインドの聖地。【ここの仏足
石はブッダガヤの方に向いています】

（側面）
平成五年陽春吉日
　主監壽山良知

　三鈷と仏足石についての説明は碑文にて簡潔に記されているので、ここで改めて説明することは控えておきます。
　それにしても、ここから高野山は直線距離で409kmですか。遠いなあ。
　尚、平成５年（１９９３年）というと、法隆寺と姫路城が世界遺産に認定されています。

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