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ウクライナでロシア側で戦うために募集されたシリア人(2022年、イギリス)

 この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/-zDN4Y5lbMI

原題:The Syrians recruited to fight for Russian forces in Ukraine - BBC News
製作:BBC

あらすじ…ウクライナで戦うことにしたシリア人のインタビューを掲載。

 2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻しました。これはその一幕です。

【拙訳】
男「ロシアは自軍の兵士が失われることをいとわない。金のために働いてくれる人間が見つかるならば、ね」
ロシアはシリア人をウクライナで戦わせるべく入隊させている。
この男はそのうちの一人である。
ロシアは、中東から16000人が戦争に参加するために志願していると言っている。
男「2つの契約があります。一つは7000ドルで最前線で戦うこと、もう一つは3500ドルで隊列の警護をすることです」
私たちはシリアのソーシャル・チャンネルの募集投稿を監視していた。
危険にもかかわらず、兵士として契約する要望がソーシャルメディアに殺到している。
「野郎ども、ウクライナ旅行の日付は決まったか?」
男「多くの人間が申し込んでいます。私が知る限り少なくとも200人が申し込んでいて、80%が食うためだけに申し込んでいるのです」
ウクライナは、ロシアがシリアのダマスカス、アレッポ、ハマ、ラッカを含む諸都市で14の募集センターを開設したと言っている。
BBCは、ロシアの募集に応募しているある人物と話した。
「ウクライナ(戦争)への採用は、まさにリビアの方法と同じであり、地域ごとに代表者がいる。申請後に決定を変更する権利がある。誰も無理強いはしない」
シリアの経済は、既に内戦により荒廃しており、ウクライナでの戦争による地球規模の減産により今や小麦のような必需品の価格の急上昇に直面している。
男「ウクライナの戦争は全ての価格を更に上昇させました。油、食料、飲み物、何でもです」
ロシアは(シリア)内戦の最中にシリアの体制を支援した。
シリアの兵士たちは「恩返し」がしたいのだとロシアの国営放送は主張する。
紛争の早い段階でトルコのメディアは、シリアの傭兵がアルメニア、次いでロシアに飛んだと報じた。
私たちはこの既知のロシアの傭兵の飛行機が侵略の数日後にこのルート―シリアのラタキアからアルメニア、そしてロシアへ―を取っていることを見つけた。
男「ロシアは金と食い物がない貧乏なシリア人を選び出し、文章をコピペして送信しているんです」
ロシアは軍事作戦で1351人の兵士が死んだと言っている。一方、西側のアナリストは実際の数は数千人以上だと信じている。
男「家族は反対しています。でもお金のために行かなければならない。おそらく90%が行って死ぬでしょう」

 このシリア人はお金のために、と言っていますけど、経済制裁で大変な目に遭っている今のロシアにそんな金があるんだろうかと思わないでもない。もちろん戦争に備えてある程度の貯えがあったはずですけど、戦争の長期化で戦費が嵩んでいますからね。その貯えが今どれくらい残っていることやら…。
 そのうち、傭兵の給料もルーブルで支払うことができるようにする大統領令が出るかもしれませんな。

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