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『metropolitana 9 vol.223 Sep. 2021』産経新聞社

 特集は「旅する小説」(P04-11)。
 旅する小説として、乗代雄介『旅する練習』(P06)、カズオ・イシグロ『日の名残り』(P07)、吉本ばなな『ハードボイルド/ハードラック』(P09)などを掲載。
 それじゃあ私も「旅する小説」を挙げておきましょうかね。

アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』
アガサ・クリスティー『ナイルに死す』

 いずれも名探偵エルキュール・ポアロが旅行中に殺人事件に遭遇し、しかもその旅行中に話が終わっています。ですので、これらは「旅する小説」、いや、強いて言うなら「旅する推理小説」でしょうな。

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