シャーロック・ホームズの冒険:第二の血痕(1986年、イギリス)
監督:ジョン・ブルース
出演:ジェレミー・ブレット、エドワード・ハードウィック、パトリシア・ホッジ、スチュアート・ウィルスン、ハリー・アンドリュース
原作:アーサー・コナン・ドイル「第二の血痕」
原題:The Return of Sherlock Holmes: The Second Stain
備考:ミステリー、グラナダTV版
あらすじ…ベリンジャー首相とトレローニー・ホープ欧州担当大臣がシャーロック・ホームズのもとを訪れる。機密の外交書簡が何者かに盗まれたというのだ。もしそれが公表されると戦争になりかねないという。二人が帰った後、トレローニーの妻ヒルダ・ホープがやってくる。そしてホームズはある男に目星を付けるが、その男は殺されていた。
首相と欧州担当大臣が事件の解決を依頼した時、最初は盗まれた書簡の内容について話そうとせず、ホームズは依頼を断わってきました。依頼人が正直に話してくれないので依頼を断わる、というのは「入院患者」でも見ることのできる光景です。
ちなみにこの話では首相が思い直して打ち明けてくれたので事無きを得たのですが、書簡の送り主だけは頑として明かしませんでした。まあ、明かされた情報だけでも、送り主が誰かは見当がついていたのかもしれません。例えば書簡が欧州担当大臣のもとに届いたということは送り主は欧州の君主であり、イギリスの植民地政策に怒っていて軽率な振る舞いをするとなると、かなり絞り込まれてくるはずです。
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