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モルグ街の殺人(1932年、アメリカ)

 この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/xZONVkJ-Ta4

監督:ロバート・フローリー
出演:ベラ・ルゴシ、シドニー・フォックス、レオン・エイムズ、バート・ローチ、チャールズ・ゲモラ
原題:Murders in the Rue Morgue
原作:エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人事件」
備考:ホラー

あらすじ…1845年のパリ。デュパンと恋人のカミーユ、友人のポールが見世物小屋に行く。そこにはミラクル博士と猿人エリックがいた。実はミラクル博士は、猿と人間の雑種生物を創ろうとしていた。

 原作はエドガー・アラン・ポーの短編小説「モルグ街の殺人事件」ですが、原作小説とは内容が大きく異なります。別物と言った方がいいかもしれません。具体的にどう違うのかはネタバレ防止のためにあまり多くは言えないのですが、例えばデュパンは原作小説では世捨て人同然だったのですが、映画では恋人がいてリア充生活をそれなりに満喫しています。
 さて、この映画ではベラ・ルゴシがミラクル博士を演じているのですが、このミラクル博士はぶっちゃけマッド・サイエンティストです。雑種生物を創るというのなら、入手が容易な実験動物(例:ラット)でやるべきところでしょうが、いきなり人間を使うというところにマッドさを感じます。
 それから中盤でデュパンがミラクル博士のテントを訪れるくだりがあるのですが、ここで短時間ですが、両者の静かな「直接対決」が展開されます。もうこの時点でデュパンがミラクル博士に目星を付けているのがうかがえます。

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