小出浩平先生顕彰歌碑(吉祥寺)
東京都文京区の吉祥寺にある、小出浩平先生顕彰歌碑を解読してみました。
【碑文】
(表)
小出浩平先生顕彰歌碑[印]
こいのぼり
作詞・作曲 小出浩平
(※楽譜)
(裏)
小出浩平先生略歴
一、明治三十年八月十四日新潟県南魚沼郡塩沢
町仙石に生まれ舞子小学校、高田師範学校を
経て大正十四年東京音楽学校卒業。
一、南西海小学校・香川師範学校・東京赤坂小学
校・同城東小学校歴任・昭和十二年学習院教授
に就任・ 皇太子殿下・義宮殿下の音楽御教
育係拝命・昭和丗九年三室戸学院理事と東邦
音楽大学副学長の要職につき日本教育音
楽協会を始め多数の会の会長として活躍、
その間に日本で最初の学年別基礎指導・レコード
による鑑賞指導・器楽指導・創作指導を
音楽教育に取入れ我が国音楽教育を一変させた、
また唱歌新教授法・合唱曲集・教育音楽等の
多数の著書や雑誌の編集・こいのぼり・おしし等の愛
唱歌・九百余の校歌の作曲・NHK・TBS・其の他の多数
のコンクールの創始・審査・更に放送講演等により日本
の音楽教育を今日あらしめた功績は絶大である
よって茲に歌碑を建立し顕彰する次第である
昭和五十四年十一月十八日
小出浩平先生顕彰碑建立実行委員会
今成青巒書[印]
小出浩平(1897-1986)についての解説は碑文中にて尽くされているのでここでは省略(この方面にうるさい人は他にも色々言いたいことがあるでしょうが、一般人には充分)。ただ、少々補足しておくと、碑文中の皇太子殿下とは継宮(つぐのみや)明仁親王、即ち現在の上皇陛下であり、義宮(よしのみや)殿下とは常陸宮正仁親王です。
尚、昭和54年(1979年)11月18日は、第1回東京国際女子マラソンが開催されています。
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