レヤック(2020年、オーストラリア)
この自主製作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/aIFWd9AlVYM
原題:The Leyak
製作:Nightmare Tales
備考:ホラー
あらすじ…バリの小さな村で、高校生の少女が恐るべきものに遭遇する。
レヤック(The Leyak)はバリ島の魔女。鬼女ランダに仕えるとされています。
さて、今回は頑張って最後まで訳してみました。尚、グロ描写注意。
【拙訳】
バリの山にある小さな村では、同じ血統の子孫によるコミュニティ全体への害が今でも残っています。
ある夜、村の一軒家で二人の姉妹がテレビを観ていました。妹はまだ高校生で、姉はもうすぐ大学を卒業するところでした。
CM中、妹はトイレに行きました。用を足した後、彼女はトイレを出ると、背後に誰かがついてきて自分を見つめているような気配を感じ不安になりました。後ろを振り返ると、そこには老婆がいました。彼女はその老婆が自分の一族の一人だと気付きました。彼女は老婆に呼びかけましたが、老婆は黙って立ったままでした。老婆は邪悪な顔をまっすぐに向け、無表情でした。そしてすぐに冷たい空気になっていきました。その時老婆の姿が変わったのです。薄暗い光の中で首が胴体から離れ、(首から)内臓がぶら下がって浮かんでいたのです。
この恐ろしいものを目撃した後、少女は叫び声をあげ、恐れを抱きながら居間へ走って戻りました。彼女の家族全員が叫び声を聞きつけてやってきました。彼女は泣きながらどうにか事の顛末を語りました。自分たちの家族を守るため、家族は恐ろしい怪物を探しに外へ向かいました。彼らは一晩中探しましたが、何も見つかりませんでした。
数日後、その老婆が死んでいたことが村中に知れ渡りました。バリの習慣によると、火葬が行われる神聖な日がやってくるまで、家族は死体を2~7日間家に安置しなければならないのです。火葬によって魂が肉体から分離されるのです。2人の姉妹も一族と共に葬儀に参列していました。
数日後の夜、生活はいつも通りに戻りました。姉妹は穏やかにテレビを観ていました。妹が頼みました。
「お姉ちゃん、一緒に寝ていい? 怖いの」
姉は答えました
「ダメよ。今夜は自分の部屋で眠れないの。今夜はダメ」
「でもどうして?」
彼女は尋ねた。
「いい、あなたはもう子供じゃないの」
姉は呟いた。
「恥ずかしいと思いなさい」
「だけどお姉ちゃん」
「ダメ。自分の部屋で寝なさい。部屋に入ってこないでちょうだい」
その夜、妹は一人で寝ようとしました。しかし寝ることができませんでした。彼女はいまだにあの夜に目撃したグロテスクな幻影に怯えていました。(それを)するべきではないことはわかっていましたが、どうしようもなくなって彼女は起き上がり、姉の部屋に向かいました。彼女は静かに入りました。何も見えませんでした。彼女は明かりを着けました。恐ろしい光景がすぐに明らかになりました。姉の首なしの体がそこにあったのです。彼女は叫ぶことも動くこともできずに、斬首された死体を信じられないまま見つめていました。
突然、窓が開き、姉の頭が飛び込んできました。彼女はかの有名なレヤックになっていたのです。妊婦たちの血を食べて帰ってきたばかりでした。それから文字通り、妹は自分もいつかこうなるのだと知りました。
通説では…
レヤックの黒魔術は家族の血統を通してのみ受け継がれることができます。
このことが起こるまで、それを持っている人は恐ろしい怪我や病気に苦しむ可能性がありますが、
悲しいことに死ぬことができないのです。
首から内臓がぶら下がっているというのが何ともグロテスクです。日本ではちょっとお目にかかれない。文化の違いというやつなんでしょうね。
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