安産神符の碑(駒込富士神社)
東京都文京区の駒込富士神社にある、安産神符の碑を解読してみました。
【碑文】
(正面)
伊弉諾尊/伊奘冉尊 安産神符
(左面)
弘化二年乙巳孟春
神符(しんぷ)は神社が出す護符。
安産神符授与の碑が建っているということは、この神社の神が安産の神様として信仰されていた(と同時に神社がそうアピールしていた)ことを示しています。
又、この碑に記されたイザナキ・イザナミは数多くの国土と神々を生み出しており、そこから安産の効果を期待しているものと思われます。
さて、この碑が建てられた弘化2年(1845年)は幕末のちょっと前で、失脚していた水野忠邦が前年に老中に復帰するものの昔日の勢いはなく、この年に老中を辞任しています。
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・駒込富士神社 東京都文京区本駒込5-7-20
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