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小泉八雲「和解」

あらすじ…ある若い侍が妻を離縁して新しい妻を迎え、京を離れて遠国の国守に仕える。そして数年後、かつて自分が前妻と住んでいた家に行ってみると…。

 数年前、私は映画「怪談」を観て、そのオムニバスの内の一つの原作である「和解」を読んだ記憶がないなどと抜かしたことがあります。しかるに、私が長年所持している本書にこの作品が収録されているということは、やはりこれを読んでいたことに相違ありますまい。いやあ迂闊迂闊。
 さて、そんなわけで改めて読み直してみると、最後の方にこんな文章がありました。

 身をふるわせ、胸をむかつかせながら陽の中に立ちつくしていると――やがて、氷のような恐怖が、耐えがたいまでの絶望、おそるべき苦痛に変っていったので、彼は自分を嘲笑う疑惑の影をつかもうとした。(P16)

 この辺りの心理描写は、小泉八雲らしいと思います。

【参考文献】
上田和夫訳『小泉八雲集』新潮社(目次)

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