大久保康雄訳『スタインベック短篇集』新潮社(目次)
私が持っている文庫本の扉の上部には、筆記体で何やら書いてあり、これを解読してみたところ、「de 28 juillet 1956」と読むことができ、フランス語で「1956年7月28日」という意味でした。おそらくは前の持ち主が本書を購入した日付を書き込んだものと思われます。
それにしてもなぜフランス語で? まあ、どうせ前の持ち主がフランス趣味なのでしょうけど、フランスといえば本書収録の作品「聖処女カティ」はこの短篇集の中で唯一、フランスを舞台としています。前の持ち主がフランス趣味ならば、「聖処女カティ」を目当てに買ったんじゃないかと勝手に想像してしまいますわ。
さて、本書に収録されている個々の短篇作品のレビューはページを改めて掲載することにして、ここでは目次のみを載せておきます。目次は本書掲載順とし、タイトルや引用文は現代の文字使い・字体に改めさせていただきました(例:聖處女カティ→聖処女カティ)。
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