弘法大師一千年御忌供養塔(中野宝仙寺)
東京都中野区の中野宝仙寺にある、弘法大師一千年御忌供養塔を解読してみました。
【碑文】
(正面)
弘法大師一千年御忌供養塔
(右面)
四國十二番■ 中野郷 宝仙寺教任代
(左面)
天保四年歳次癸巳秋八月
(背面)
(梵字で大日如来の真言・アビラウンケン)
※■は解読できず。「場」か「写」の俗字か。
弘法大師とは真言宗の開祖・空海のこと。
又、「四國十二番」とあるのは、おそらくここ(中野宝仙寺)が御府内八十八箇所の第12番であることを示しているものと思われます。御府内とは江戸のことで、御府内八十八箇所とは江戸にある八十八箇所の霊場。
それから、天保4年(1833年)は、木戸孝允が生まれた年です。
【関連記事】
四國八十八箇所第壹番の碑(高野山東京別院)
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