六十六部供養塔(金乗院)
東京都豊島区の金乗院(目白不動尊)にある、六十六部供養塔を解読してみました。
【碑文】
(正面)
南無阿弥陀仏
(左)
寶永六己丑暦五月二十八日
(右)
天下和順
奉回國六十六部供養塔為法界利益
日月清明
六十六部とは、法華経を66回書写して、一部ずつを66箇所の霊場に納めて歩いた巡礼者。略して六部ともいう。
又、法界(ほっかい)には色々な意味がありますが、「天下」や「日月」といったスケールの大きな概念の語が用いられていることを考えると、ここではやはり大きなスケールの概念である全宇宙といった意味に取った方がいいかもしれません。
ところで、宝永6年(1709年)というと、徳川綱吉が死んで生類憐みの令が廃止された年ですな。
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