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御府内八十八箇所の碑(2)(金乗院)

 東京都豊島区の金乗院(目白不動尊)にある、御府内八十八箇所の碑を解読してみました。

御府内八十八箇所の碑

【碑文】
 三十八番
(梵字※)弘法大師

 豊山派長谷寺五十■世
     権中教世秀善書

※梵字は弥勒菩薩の種字ユ。

 ここが御府内八十八箇所の第38番であることを示す碑。御府内とは江戸のことで、御府内八十八箇所とは江戸にある八十八箇所の霊場。この八十八箇所は、比較的有名なところだと第23番の薬研堀不動院や第71番の新井山梅照院(新井薬師)などがあります。
 さて、この碑文を揮毫した秀善なる人物について調べてみると、奈良県桜井市の長谷寺(真言宗豊山派の総本山)の第53代住職・守野秀善らしい。だとすると、碑面の破損で読めなくなっていた■には「三」が刻まれていたはずです。

【関連記事】
四國八十八箇所第壹番の碑(高野山東京別院)

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