トランプ大統領最大の嘘(2021年、アメリカ)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/NsQ2hX_noNw
出演:ドナルド・トランプ
原題:The Biggest Lies of Trump's Presidency
あらすじ…トランプ大統領がついた嘘を振り返ってみよう!
トランプの発言の数々を翻訳してきた身としては、トランプが嘘をつきまくっていたことは重々承知しております。トランプが大統領をクビになった今、今回はそのおさらいという意味を込めて、訳してみました。
【拙訳】
トランプ「一つ、私はあなたたちにこれを約束できる。私はいつも真実を告げる、と」
「ドナルド・トランプは息をするように嘘をつきます。彼は真実が何なのか知らないのです」
ドナルド・トランプが大統領として言った最大の嘘を振り返ってみよう。
トランプ大統領は1455日の間、少なくとも30529回の誤った主張をした。これは大統領として1日に約21回にものぼる。
嘘は就任初日の宣誓数時間後から始まる。
2017年1月20日
トランプ「(就任式の)観衆はたくさんいた。ワシントン・モニュメントまでいっぱいだった」
2017年1月21日
トランプ「100万人、150万人のようだった。ネットワークで調べてみると、空白の画面が表示され、そして25万人が参加したと出たんだ。悪くない。だがそれは嘘だ」
そのイベントの写真は、ナショナル・モールがスカスカだったと示していた。
2017年1月21日
ショーン・スパイサー報道官「これは就任式では最大の聴衆でした。おしまい」
そしてこれにより、世界には「もう一つの真実」と紹介されました。
ケリーアン・コンウェイ上級顧問「私たちの報道官ショーン・スパイサーに、もう一つの真実を提供したのです」
トランプがついた最大の嘘は、経済についてだった。
2020年10月30日
トランプ「我々は世界史上最大の経済を築いた。失業者数が最も少なく、全てが最高」
ワシントン・ポスト紙によると、「ほぼすべての重要な計測によっては」経済はアイゼンハワー、ジョンソン、クリントン大統領の時代の方がよかった。
これはトランプが492回嘘を繰り返すのを防げなかった。
2020年10月31日
トランプ「私は君たちに、我が国の歴史上最大の減税をもたらした」
他の誤った主張の一つで、トランプは294回嘘をついた。
最大の減税があったのはレーガン、オバマ大統領の時代である。
トランプの減税は、実は、歴史上8番目の規模であり、中間層の家族の中には増税になっているものもある。
トランプは退役軍人病院改革法を成立させたと215回主張しているが、その法案は2014年にオバマ大統領が署名したものだった。
2020年9月19日
トランプ「我々は退役軍人病院改革法を通した。見ただろ。オバマが通したものは何もなかった」
トランプは新しい国境の壁が建設されていると258回主張した。
2020年10月21日
トランプ「ほら、壁は建設されている。そして10マイル、週に10マイルやっているんだ。近いうちに完成するさ」
実際は、障壁のないところでは新たに40マイルの壁が建てられただけである。
退任数日前、彼は不可思議にも壁は完成したと主張した。
トランプ「だから我々はテキサスに行き、南の国境に行く。知っての通り、我々は壁を完成させた。彼らはそれを拡大したのかもしれない」
彼はまた、メキシコが壁の建設費用を払うと47回主張した。
トランプ「そしてメキシコが壁の建設費用を払っている。ちなみに質問があったので言うけど」
ファクトチェッカーはこれを「完全な誤り」と呼んでいる。
合衆国の納税者が国境の壁の更新費用を払っている。
トランプは軍の建設計画からお金を流用した。
2016年10月25日
トランプ「それらのファクトチェッカーどもは、私について事実をチェックして、私は約…約99%が正しいんだ! そして奴らはこう言う、『従って、彼は嘘をついた』」
2020年11月1日
トランプ「私は中国から280億ドルを得た。それは我々の農民のところに行くだろう。君たちをターゲットにしているからだ」
トランプ「我々は中国にたくさんの関税をかけた。そして彼らは支払った。君たちは払わなかった。ほら、フェイク・ニュースはこう言うのを好む『君が払わなければ、彼らが払う』」
トランプは、中国を含む各国が合衆国に輸入された商品の関税を支払ったと247回主張したが、関税は税金のようなもので、通常は合衆国の輸入業者によって支払われ、その分の負担はアメリカの消費者のコストになることが多い。
トランプの最悪の嘘は、ポリティファクトによって「真っ赤な嘘」とラベル付けされている。
この評価は161の声明に適用された。それは以下のものを含む:
2021年1月2日
トランプ「我々は容易に勝った。我々は何十万人もの投票者によって勝ったんだ」
(×)トランプはジョージア州では約12000票差で負けた。
2020年12月5日
トランプ「実際に、私はウィスコンシンで勝ったんだ」
(×)実際に、彼はウィスコンシン州で負けた。
部分的な再集計の後、ジョー・バイデンのリードは20000票以上となっている。
2020年11月4日
トランプ「我々は(2020年大統領選挙に)勝つし、私に関する限り、もう勝っているんだ」
(×)トランプがこれを言った時、全ての票が集計されてはいなかった。
全ての票が集計されると、彼は700万票以上の差で負けた。
そして選挙人は306対232となった。
2019年5月20日
トランプ「これまでに一度もなかった。こんなに開かれて透明性の高い政権は」
2019年5月24日
トランプ「私は最も透明性の高い、歴史上透明性の高い大統領だ」
(×)「私たちが連絡を取った複数の専門家は、トランプがこの主張をするのを最初に聞いた時、大声で笑ったと言った。トランプ政権のメンバーたちは、モラー(特別捜査官)の(ロシア疑惑の)捜査に協力する、あるいは議会からの召喚状に応じるのを妨害された。ホワイトハウスは訪問者の記録を発表することを止めている。そして記者会見を開くことはまれで、トランプ自身、自分の個人的な納税申告書を公開することをしつこく拒否している」ポリティファクト
2019年2月11日
トランプ「ほら、メディアの最も不正直な人たちの何人かは、いわゆるファクトチェッカーと呼ばれる」
彼のもっとも厚かましく繰り返される嘘を付け加えておくと、トランプは奇妙で簡単に反論されるような嘘をつく。
2019年4月2日
トランプ「(風車からの)ノイズがガンを引き起こすと彼らは言った。私に言ったよな、OK?」
ノイズはガンを引き起こさない。
2019年12月18日
トランプ「私はモラーのでっち上げを通り抜けた。彼らはこの大きな報告書を作った。私は完全に免罪された」
2019年7月24日
ナドラー「あなたは実際に、大統領を完全に免罪したのですか?」
モラー「ノー」
ナドラー「あなたの報告書は明示的に大統領を免罪するものではないと宣言していますね」
モラー「そうです」
2019年4月2日
トランプ「私の父はドイツ人だ、だろ?」
トランプ「ドイツのとても素晴らしい場所で生まれたんだ」
フレッド・トランプはニューヨークで生まれた。
2020年8月6日
トランプ「宗教も何もない。(ジョー・バイデンは)聖書を傷付け、神を傷付ける」
バイデンは「神を傷付ける」ための計画を全く持たない。
2020年10月30日
トランプ「12年前、私はミシガンのマン・オブ・ザ・イヤーを名付けた。信じられるか?」
そんな賞は存在しない。
2017年2月18日
トランプ「昨夜スウェーデンで何が起こったか見てみろよ。スウェーデンだぞ! 誰がこれを信じる? スウェーデンだぞ」
「問題なのは、スウェーデンで何も起こっていないということです」
「スウェーデンはトランプのフェイクニュースを非難しています」
2020年9月29日
トランプ「ところで、私はビッグ10フットボールを持ち帰った。私だった。それをやってとても幸せだった」
「トランプ大統領は我々の決定に何の関与もしなかったし、審議に影響を与えなかった」とあるビッグ10の社長(2020年9月)
2020年6月15日
トランプ「もし検査をしなければ、件数も増えない。もし我々が直ちに検査を止めたら、件数はもっと少なくなっていただろう」
人々がその検査をしなくても、ウイルスはまだまだ広がる。
2020年5月8日
トランプ「これはワクチンなしでいなくなるだろう。いなくなるだろうし、それから再び見ることはないだろう」
コロナウイルスはワクチンなしでいなくなってはいない。
そしてワクチンが使われるようになっても広がり続けている。
「ドナルド・トランプは歴史上どちらの党のいずれの大統領よりも多くの嘘と誤りを話しています」
しかし少なくとも彼はこうやってうまく処理する。
トランプ「私は常にとても正しくあらねばならない。もし少しでもそこから離れたら、彼らは私を嘘つきと呼ぶんだ。彼らはこう言う『彼はピノキオになった』。馬鹿なワシントン・ポストは」
トランプ「ああ、少年よ。こいつらは悪い。何という人たちだ。何と不正直な屑の集まりだ。言っておくぞ」
トランプ「多くの嘘、多くの出版物、あまりにも誇張がある」
殆どは知っていましたが、「透明性の高い」云々の発言などは初耳でした。
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